[デンチャレ]PO勝ち上がった関東選抜Bが決勝進出!法政大MF中川敦瑛には複数Jクラブが熱視線「高いレベルに飛び込みたい」
[2.29 デンチャレグループA U-20全日本選抜1-2関東選抜B]
グループリーグ最終戦は4チームが勝ち点3で並んで迎えた。その中で関東選抜BはU-20全日本大学選抜に2-1で勝ち切り、得失点差でグループ1位を確定。2日にプレーオフ選抜と戦う決勝へと進出した。
先制点はFW中川敦瑛(法政大3年=横浜FCユース)が決めた。前半12分、相手GKのキックをFW渡邊啓吾(桐蔭横浜大3年=旭川実高)が跳ね返すと、そのまま裏に抜け出した中川が冷静に1対1を制した。
「相手は年下でしたけど、それは関係なくやれた。(得点の場面は)試合を通して啓吾が競り合いで勝っていたので、近くにいたらこぼれてくると思った。スピード勝負だったら負けないと思っていて、GKとの1対1は緊張しましたけど、決められてよかったです」
昨年度チームの成績でまさかのプレーオフから本大会出場を目指すことになった関東選抜Bだが、今年のチームにはむしろ好影響をもたらしていたようだ。「見て貰ったら分かると思うけど仲がいい。一体感では上回れていたと思います」。
中川自身、プレーオフ期間中は体調不良で思うように活動に参加できなかったが、本大会前に本格合流。本大会では初戦、そして3戦目と得点を決めることが出来ており、馴染みやすい雰囲気で迎えてくれたチームメイトへの感謝もしっかりと持っている。
一昨年度もU-20全日本選抜の一員としてデンソーカップチャレンジ(デンチャレ)に参戦していた中川だが、最終学年を前に戦う今大会は気持ちの違いも感じている。「みんな上手いので、その中でも埋もれないように、その中でも違いを見せられる選手になっていかないと上に行けないと思っています」。
オフは高校時代までを過ごした横浜FCのキャンプに参加。手ごたえを掴んで帰ってくることができたという。ただ複数クラブから声がかかっており、今大会後にも練習参加を予定しているようだ。
「高いレベルでやりたいのは理想だけど、なかなか進路のところで、選ぶ基準は難しい。いろいろ先輩とかにも話を聞いているし、厳しい世界だということも分かっている。でもだからこそJ1だったり高いレベルに飛び込んでいきたい。そこでやれなかったらそこまでの選手だったということなんだと思っています」
そして近い将来で海外クラブでプレーする夢を持ってやっていきたいという。「三笘薫選手や上田綺世選手はスーパーな選手だと思うのでそれを目指すというより、自分なりの進み方を模索しながら、急ぎすぎず、でも海外は行きたいのでそこを視野に入れながらクラブも選べたらいいなと思います」。
今大会の優勝を弾みに、個人としても、自身初めての2部リーグを戦うことになる大学の活動にも好影響を持ち込みたいと考えている。今月末には全日本大学選抜が大学日韓定期戦を行う。昨年秋の全日本大学選抜入りを経験している中川も連続選出を当然意識している。
「去年、全日本に入らせてもらってすごくいい経験ができた。まずは優勝しないと選ばれないと思うので、まずはいい準備をして臨みたい。法政では今年ゲームキャプテンをやる。新入生も結構いい選手がいるので、上手く連携を取って、より強いチームにしていきたいと思っています」
(取材・文 児玉幸洋)
●第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集
グループリーグ最終戦は4チームが勝ち点3で並んで迎えた。その中で関東選抜BはU-20全日本大学選抜に2-1で勝ち切り、得失点差でグループ1位を確定。2日にプレーオフ選抜と戦う決勝へと進出した。
先制点はFW中川敦瑛(法政大3年=横浜FCユース)が決めた。前半12分、相手GKのキックをFW渡邊啓吾(桐蔭横浜大3年=旭川実高)が跳ね返すと、そのまま裏に抜け出した中川が冷静に1対1を制した。
「相手は年下でしたけど、それは関係なくやれた。(得点の場面は)試合を通して啓吾が競り合いで勝っていたので、近くにいたらこぼれてくると思った。スピード勝負だったら負けないと思っていて、GKとの1対1は緊張しましたけど、決められてよかったです」
昨年度チームの成績でまさかのプレーオフから本大会出場を目指すことになった関東選抜Bだが、今年のチームにはむしろ好影響をもたらしていたようだ。「見て貰ったら分かると思うけど仲がいい。一体感では上回れていたと思います」。
中川自身、プレーオフ期間中は体調不良で思うように活動に参加できなかったが、本大会前に本格合流。本大会では初戦、そして3戦目と得点を決めることが出来ており、馴染みやすい雰囲気で迎えてくれたチームメイトへの感謝もしっかりと持っている。
一昨年度もU-20全日本選抜の一員としてデンソーカップチャレンジ(デンチャレ)に参戦していた中川だが、最終学年を前に戦う今大会は気持ちの違いも感じている。「みんな上手いので、その中でも埋もれないように、その中でも違いを見せられる選手になっていかないと上に行けないと思っています」。
オフは高校時代までを過ごした横浜FCのキャンプに参加。手ごたえを掴んで帰ってくることができたという。ただ複数クラブから声がかかっており、今大会後にも練習参加を予定しているようだ。
「高いレベルでやりたいのは理想だけど、なかなか進路のところで、選ぶ基準は難しい。いろいろ先輩とかにも話を聞いているし、厳しい世界だということも分かっている。でもだからこそJ1だったり高いレベルに飛び込んでいきたい。そこでやれなかったらそこまでの選手だったということなんだと思っています」
そして近い将来で海外クラブでプレーする夢を持ってやっていきたいという。「三笘薫選手や上田綺世選手はスーパーな選手だと思うのでそれを目指すというより、自分なりの進み方を模索しながら、急ぎすぎず、でも海外は行きたいのでそこを視野に入れながらクラブも選べたらいいなと思います」。
今大会の優勝を弾みに、個人としても、自身初めての2部リーグを戦うことになる大学の活動にも好影響を持ち込みたいと考えている。今月末には全日本大学選抜が大学日韓定期戦を行う。昨年秋の全日本大学選抜入りを経験している中川も連続選出を当然意識している。
「去年、全日本に入らせてもらってすごくいい経験ができた。まずは優勝しないと選ばれないと思うので、まずはいい準備をして臨みたい。法政では今年ゲームキャプテンをやる。新入生も結構いい選手がいるので、上手く連携を取って、より強いチームにしていきたいと思っています」
(取材・文 児玉幸洋)
●第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集