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[MOM1062]法政大FW小湊絆(3年)_カメラ目線の“拳人ポーズ”「俺が普及していこうかな」逆境に輝き放つ2発

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カメラ目線でポーズを決めるFW小湊絆(左)とMF小池直矢

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.13 関東大学L2部第2節 法政大3-1国学院大 法政大学城山サッカー場]

 エースの2発で法政大が開幕連勝を飾った。

 まずは前半10分、FW小湊絆(3年=青森山田高/FC東京内定)はFW相澤デイビッド(4年=日本文理高)のシュートがポストに当たった跳ね返りを押し込んで先制点を記録。さらに2-0で折り返した後半5分には、MF浅野直希(4年=G大阪ユース)の右クロスを頭で合わせて、勝利を決定的にする3点目を奪った。

 得点後にはMF小池直矢(3年=前橋育英高)と一緒に、カメラ目線でポーズを決めた。「橋本拳人くんがやっているポーズを。俺が普及していこうかなと思って」とニヤリ。ただ「いつもは松村(晃助)もいるはずなんですけど、いないので物足りないです」とも話した。

 今年1月と2月に卒業後のプロ入り内定を発表した新3年生の2人だが、現状では明暗が分かれている。高校時代までを過ごした横浜F・マリノスへの帰還を決めた松村は、大学リーグ開幕前日の4月5日の東京V戦でプロデビュー。その後の出場はないが、ベンチ入りを続けている。

 一方の小湊も3月上旬に特別指定選手登録がされるFC東京の練習に参加。ただ約1週間ほどの帯同となり、練習試合でハットトリックを決めるなど結果を残したが、試合メンバー入りを掴むことができなかった。「(松村とは)ポジションも、プレースタイルも違うので無理やり比較する必要はない」と言い聞かせるように話すが、「一番は悔しい気持ちが強い」と本音が漏れる。

「ルヴァン杯の前に1週間くらい練習に参加した中で、チャンスをつかめなかった。今もJ1で勝てていない中で自分の名前が挙がってこないのは実力不足。でもそれを反骨心に変えてやらないといけない。逆境が好きな人間ではあるので、絶対に見返してやろうという気持ちです」

 実際にチームに戻ってからの小湊は、天皇杯予選となる東京都サッカートーナメント学生系の部1回戦と決定戦で連続ゴール。関東2部の開幕戦での得点はなかったが、アシストを決めて、しっかりと勝利に貢献していた。

 そしてこの日の2発。「こっちでのプレーが直接、向こう(FC東京)での評価に繋がらないことも分かっている」と現実を見つめながらも、「ポイントで呼ばれた時とか、練習参加したときに、あいつ変わったな、成長したなというのを見せられればいい」と力を込めた。

「一番の近い目標だと天皇杯がある。プロの相手と試合ができる機会で、レベルとしては見やすいのかなと思う。あと3回勝てばアントラーズと試合ができる。去年、筑波が町田とやった試合を直接観に行っていた。いいなという気持ちが湧いたので、今年こそは(自分たちが)という気持ちがあります」

 何より今年のチームには自信を深めている。法大は今年度よりOBで元Jリーガーの柳沢将之監督を招へい。チーム戦術の見直しを図っている。小湊も対話から作り上げる柳沢監督のスタイルに、やり易さを感じているという。「試合を重ねれば重ねるほど、強くなっていくのかなと思います」。今年こそは法大が本来いるべき立ち位置を取り戻す。

(取材・文 児玉幸洋)

●第99回関東大学リーグ特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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