[アミノ関東]日本大はGKドゥーリー大河をPKストッパー起用「キムくんを超えられるGKに」総理大臣杯出場に導くPKストップ
PKを止めたGK
[6.22 アミノバイタル杯関東 日本大0-0(PK5-4)立正大 うさぎ島④]
PKストッパーとしての登場だった。スコアレスのまま延長を含めた120分を戦い終えようとしていた延長後半アディショナルタイム3分、日本大はGK小森春輝(1年=浦和ユース)に代えてGKドゥーリー大河(3年=市立船橋高)を投入した。
そしてPK戦、両チームが4人目までを成功させて迎えた立正大5人目のMF寺田海成(4年=正智深谷高)のシュートを、ドゥーリーが右に飛んでストップ。後攻の日大は5人目でFW平尾勇人(3年=四日市中央工高)がしっかりと決めて、歓喜の輪を作った。
「PKは結構得意。練習でも止められる方だった。でもPKストッパーとして最後に自分が出ましたが、小森を中心にハードに守ってくれていたし、風が強い中でしっかりと考えた中でのプレーをフル試合を通してできたいい試合だったんじゃないかなと思います」
小森とはお互いを認め合うライバル関係を築いている。普段はドゥーリーがゴールマウスを守ることが多いが、小森も関東リーグ3試合に出場。「戦術によって使い分け」がされているという。当然、全国大会を決める大事な試合でスタメンを譲ったことに悔しさはあるが、「最後に形を残せて、全国を決められたのはよかった」と先輩としての意地を見せられたことを喜ぶ。
今年の日大は、本来4年生のGK木村凌也(横浜FM)が大学サッカーを1年早く切り上げてプロサッカー選手になった。関東リーグのチーム順位は4位だが、リーグワースト3位の20失点を喫していることからも、木村の抜けた穴を指摘されることが多い。
ドゥーリー自身も現状、木村の存在感に追いつけていないことを十分に理解している。ただ「ここからできるだけ早い期間でキムくんに少しでも近づいて、4年ではむしろ超えられるくらいまで頑張りたい」と力に変えている。そしてカナダ人の父と日本人の母を持つ185cmの長身GKは、「チームのピンチ、こういうPKだけじゃなくて、後ろに安心感を持たせて、フィールドプレーヤーの全員が気持ちよくプレーできる、信頼されるGKを目指したい」と目を輝かせた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第99回関東大学リーグ特集
▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!
PKストッパーとしての登場だった。スコアレスのまま延長を含めた120分を戦い終えようとしていた延長後半アディショナルタイム3分、日本大はGK小森春輝(1年=浦和ユース)に代えてGKドゥーリー大河(3年=市立船橋高)を投入した。
そしてPK戦、両チームが4人目までを成功させて迎えた立正大5人目のMF寺田海成(4年=正智深谷高)のシュートを、ドゥーリーが右に飛んでストップ。後攻の日大は5人目でFW平尾勇人(3年=四日市中央工高)がしっかりと決めて、歓喜の輪を作った。
「PKは結構得意。練習でも止められる方だった。でもPKストッパーとして最後に自分が出ましたが、小森を中心にハードに守ってくれていたし、風が強い中でしっかりと考えた中でのプレーをフル試合を通してできたいい試合だったんじゃないかなと思います」
小森とはお互いを認め合うライバル関係を築いている。普段はドゥーリーがゴールマウスを守ることが多いが、小森も関東リーグ3試合に出場。「戦術によって使い分け」がされているという。当然、全国大会を決める大事な試合でスタメンを譲ったことに悔しさはあるが、「最後に形を残せて、全国を決められたのはよかった」と先輩としての意地を見せられたことを喜ぶ。
今年の日大は、本来4年生のGK木村凌也(横浜FM)が大学サッカーを1年早く切り上げてプロサッカー選手になった。関東リーグのチーム順位は4位だが、リーグワースト3位の20失点を喫していることからも、木村の抜けた穴を指摘されることが多い。
ドゥーリー自身も現状、木村の存在感に追いつけていないことを十分に理解している。ただ「ここからできるだけ早い期間でキムくんに少しでも近づいて、4年ではむしろ超えられるくらいまで頑張りたい」と力に変えている。そしてカナダ人の父と日本人の母を持つ185cmの長身GKは、「チームのピンチ、こういうPKだけじゃなくて、後ろに安心感を持たせて、フィールドプレーヤーの全員が気持ちよくプレーできる、信頼されるGKを目指したい」と目を輝かせた。


(取材・文 児玉幸洋)
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