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ジェコ、ピャニッチが反発…ボスニア・ヘルツェゴビナがロシアとの国際親善試合の延期を発表

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ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

 ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟(NFSBIH)は10月31日、11月19日にロシアのサンクト・ペテルブルグで予定されていたボスニア・ヘルツェゴビナ代表対ロシア代表の国際親善試合について、開催を延期したと発表した。なお、NFSBIHによる延期理由は明かされていないが、イギリス『BBC』は、多くの批判を受けての判断だとしている。

 今年の2月24日にロシア軍によるウクライナ侵攻が始まった。これを受け、国際サッカー連盟(FIFA)とヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は、ロシア代表とロシアのクラブチームを国際大会から除外。今も尚、その制裁が続いている。そうした中、NFSBIHは今年の9月にロシアと国際親善試合をマッチメイク。キャプテンのFWエディン・ジェコ、MFミラレム・ピャニッチや各方面から反発があったという。

 英メディアによれば、ジェコは以前、ロシアとのマッチメイクに対し、「残念ながら、ボスニア・ヘルツェゴビナがどこと対戦するかを決めるのは私ではないが、私の立場は明確で、罪のない人々が苦しんでいる中で、この試合に出場することはない。私はウクライナの人々の困難な時期に彼らと連帯する」とコメント。ピャニッチも「決断は良くない。言葉を失ったよ」と語っていた。

 NFSBIHのビコ・ゼリコビッチ会長は、今回の発表で「将来のある日時に延長される」とコメントしている。

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