今季限りでバイエルンを去るトーマス・トゥヘル監督が古巣チェルシーへの復帰に前向きのようだ。

　トゥヘル監督は2021年1月にチェルシーの指揮官に就任し、チームをUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝に導いた。しかし、2022-23シーズンのスタートダッシュに失敗したこともあり、2022年9月に解任。2023年3月からバイエルンの指揮を執り、レバークーゼンにブンデスリーガ12連覇を阻止された今季で退任することが決まった。

　一方、チェルシーではマウリシオ・ポチェッティーノ監督が昨年夏から指揮官を務めていたが、クラブは今月21日に双方合意で契約解除することを発表。チェルシーは今季プレミアリーグをUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場圏内の6位で終えていた。

　イギリス『ミラー』がドイツ『スカイ・スポーツ』の報道を基に伝えたところによると、トゥヘル監督はポチェッティーノ監督の後任を希望しているという。

　チェルシーの次期指揮官候補にはイプスウィッチのキーラン・マッケナ監督、レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督、シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督、ジローナのミチェル監督などのほか、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督も挙がっている。

　ドイツ『スカイ・スポーツ』はトゥヘル監督の再登板を「現実的な選択肢」としており、本人もチェルシーでやり残したことがあると感じている模様。すでにチェルシー側と簡単な話し合いが行われたようだ。

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