広島はACL2大逆転突破ならず…高温多湿&人工芝の敵地に苦戦し退場者も発生、第1戦没収試合の影響大きく8強敗退
[3.12 ACL2準々決勝第2戦 ライオン・シティ 1-1 広島]
サンフレッチェ広島は12日、シンガポールでAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第2戦を行い、ライオン・シティ・セーラーズに1-1で引き分けて2戦合計1-4で敗退が決まった。6-1で勝利した第1戦が出場停止期間中のFWヴァレール・ジェルマンを起用したことで0-3の敗戦扱いになる中、高温多湿で人工芝と独特な環境の敵地に苦戦。FWジャーメイン良が一発退場になるアクシデントもあり、大逆転突破は果たせなかった。
ACL2での快勝が目立つ広島だが、敵地で4ゴール以上を奪った試合はここまでゼロ。守備時には6バックで固めてくる相手を攻略すべく戦うも、序盤はシュートシーンを作れなかった。一方のライオン・シティは前半15分、MFマクシム・レスティエンヌが左腕を痛めてFWシャワル・アヌアルとの交代を余儀なくされた。
最初のチャンスはライオン・シティが作った。前半17分、FWバルト・ラムセラールとFWレンナルト・ティーの2人でカウンターを仕掛けると最後はペナルティエリア内からラムセラールがヘディングシュート。これは枠の上に外れた。勢いそのまま同20分、ティーが競ったゴールキックのこぼれをアヌアルが拾って反転しながら前線にスルーパスを出すと、抜け出したティーがゴールネットを揺らしてライオン・シティに先制点が生まれた。
4点差を追いかける広島は前半28分、MF中島洋太朗が中央で持ち運んでMF田中聡を経由し、右サイドのDF中野就斗に繋ぐ。中野は力強く右足を振ったが、シュートはGKイズワン・マハブドに防がれた。同30分にはDF佐々木翔のクロスをファーサイドからMF中村草太が折り返し、最後は中島がペナルティエリアの手前からフリーでシュート。しかし大きくふかしてしまった。
それでも広島は前半34分、中島がゴール正面からのFKをゴール左隅に直接蹴り込む鮮やかな一発。人工芝にも慣れている18歳の得点で2戦合計1-4と点差を縮めた。同43分には中野のクロスをFW加藤陸次樹がオーバーヘッドで合わせるも、GKの正面に飛んで追加点とはならず。そのまま前半が終了した。
ミヒャエル・スキッベ監督は後半のスタートから中野に代えてDF新井直人を送り込んだ。大量得点を目指して後半4分、セットプレーの流れから田中がシュートを放つも左ポストに嫌われた。
ところが後半6分、広島にまさかの事態が発生。ジャーメインがDFベイリー・ライトとのポジション取り争い中に乱暴な行為をしたと判断され、一発退場処分を下された。同11分にはDF荒木隼人のバックパスが弱くなったところをティーに奪われてピンチを迎えたが、GK大迫敬介の前でティーのタッチが大きくなったため難を逃れた。
広島は苦しい状況の中で後半16分にDF山崎大地、MF菅大輝、MF川辺駿を、同26分にMF越道草太を投入した。ただ最後のところで精度を欠いて3点差のまま時間が経過。新井が蹴ったCKが直接ポストを叩くなどゴールに迫り続けたものの、最後まで相手守備陣を攻略できず、日本勢唯一の参加となった広島のACL2は準々決勝で幕を閉じた。
●ACL22024-25特集
サンフレッチェ広島は12日、シンガポールでAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第2戦を行い、ライオン・シティ・セーラーズに1-1で引き分けて2戦合計1-4で敗退が決まった。6-1で勝利した第1戦が出場停止期間中のFWヴァレール・ジェルマンを起用したことで0-3の敗戦扱いになる中、高温多湿で人工芝と独特な環境の敵地に苦戦。FWジャーメイン良が一発退場になるアクシデントもあり、大逆転突破は果たせなかった。
ACL2での快勝が目立つ広島だが、敵地で4ゴール以上を奪った試合はここまでゼロ。守備時には6バックで固めてくる相手を攻略すべく戦うも、序盤はシュートシーンを作れなかった。一方のライオン・シティは前半15分、MFマクシム・レスティエンヌが左腕を痛めてFWシャワル・アヌアルとの交代を余儀なくされた。
最初のチャンスはライオン・シティが作った。前半17分、FWバルト・ラムセラールとFWレンナルト・ティーの2人でカウンターを仕掛けると最後はペナルティエリア内からラムセラールがヘディングシュート。これは枠の上に外れた。勢いそのまま同20分、ティーが競ったゴールキックのこぼれをアヌアルが拾って反転しながら前線にスルーパスを出すと、抜け出したティーがゴールネットを揺らしてライオン・シティに先制点が生まれた。
4点差を追いかける広島は前半28分、MF中島洋太朗が中央で持ち運んでMF田中聡を経由し、右サイドのDF中野就斗に繋ぐ。中野は力強く右足を振ったが、シュートはGKイズワン・マハブドに防がれた。同30分にはDF佐々木翔のクロスをファーサイドからMF中村草太が折り返し、最後は中島がペナルティエリアの手前からフリーでシュート。しかし大きくふかしてしまった。
それでも広島は前半34分、中島がゴール正面からのFKをゴール左隅に直接蹴り込む鮮やかな一発。人工芝にも慣れている18歳の得点で2戦合計1-4と点差を縮めた。同43分には中野のクロスをFW加藤陸次樹がオーバーヘッドで合わせるも、GKの正面に飛んで追加点とはならず。そのまま前半が終了した。
ミヒャエル・スキッベ監督は後半のスタートから中野に代えてDF新井直人を送り込んだ。大量得点を目指して後半4分、セットプレーの流れから田中がシュートを放つも左ポストに嫌われた。
ところが後半6分、広島にまさかの事態が発生。ジャーメインがDFベイリー・ライトとのポジション取り争い中に乱暴な行為をしたと判断され、一発退場処分を下された。同11分にはDF荒木隼人のバックパスが弱くなったところをティーに奪われてピンチを迎えたが、GK大迫敬介の前でティーのタッチが大きくなったため難を逃れた。
広島は苦しい状況の中で後半16分にDF山崎大地、MF菅大輝、MF川辺駿を、同26分にMF越道草太を投入した。ただ最後のところで精度を欠いて3点差のまま時間が経過。新井が蹴ったCKが直接ポストを叩くなどゴールに迫り続けたものの、最後まで相手守備陣を攻略できず、日本勢唯一の参加となった広島のACL2は準々決勝で幕を閉じた。
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