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チーム合流直後に体調不良…U-22日本代表初招集のGK野澤大志ブランドンが待望復帰「気持ちを落としたりはしていない」

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GK野澤大志ブランドン

 待望のチーム合流となった。GK野澤大志ブランドン(FC東京)が体調不良から復帰し、11日の練習に登場。「きょう久しぶりに練習できて本当にうれしかった」と喜びを語った。

 3日のJ1第26節・アビスパ福岡戦でプレーした数時間後に日本を発った野澤。4日、バーレーンに到着すると体調を崩してしまった。「そこからもうずっと、今日までホテルでゆっくりしていました」。チームメイトたちとは別部屋で過ごしていたが、木村誠二はこまめに連絡を取っていたことを明かしている。11日の練習でようやく復帰。練習場にマスクを着用して現れたものの、練習開始からは元気な様子を見せる。小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、鈴木彩艶(シントトロイデン)とともにバーレーンの地で汗を流した。

 FC東京の育成組織から2020シーズンにトップ昇格を果たすも、21年夏にいわてグルージャ盛岡に期限付き移籍。今シーズンにFC東京に復帰し、8月6日のJ1第22節・セレッソ大阪戦でJ1デビューを飾った。その後は5試合連続でフル稼働。過去、大岩剛監督のチームには候補合宿に招集されていたが、今回初の正規メンバー入りを果たしていた。

 それだけに、4日からスタートした遠征で11日の合流は悔しさもあっただろう。しかし野澤は無念さを見せず、冷静に現状を受け止める。

「代表に選ばれたことは誇らしいこと。代表選手というのはその責任が伴う立場なので、楽しもうとかそういう気持ちじゃなくて、本当にチームとして勝ちにいくために、それを肝に銘じてここに来たつもりでした。でも、こういうこともあることだと思うし、これですべてが決まるわけでもないと思っている。そこまで気持ちを落としたりはしていません」

 爪痕を残すことはできなかったが、マイナス方向に進んだわけではない。「クラブでどれだけやれるかが結局のところ大事だと思っている。代表でポジションを掴み取るとかはその先にあるもので、自然とそうなって実ればいい。その日その日を無駄にしないように過ごしていければいい」。日常に戻っても、これまでと変わらず一歩ずつ進んでいくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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