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U-22日本代表MF三戸舜介、中東勢特有の“倒れ込み”にも「1回1回怒ったりせず…」

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MF三戸舜介

 1戦目のパキスタン戦は左インサイドハーフで先発して後半32分までプレーし、2得点の大活躍。2戦目のパレスチナ戦は後半29分から途中出場し、1-0の勝利に貢献。3戦目のバーレーン戦に向け、U-22日本代表MF三戸舜介(新潟)は「2試合とも出ているので体は出来上がっていると思っています」とやる気のみなぎる表情を浮かべた。

 戦うイメージは既に出来ている。まず、バーレーンの印象については「前の方の(選手の)サイズはあまりないですが、分析を見ると個人の技術があるので、そういうところは気をつけていきたい」という。

 引いてくることが予想される中、ミドルシュートやロングシュートで相手の守備ラインを上げさせるというイメージも持っている。また、バーレーン入りしてからセットプレーの練習にも多くの時間を費やしている。

 そして、重要なことのひとつが、中東勢特有の“倒れ込み”による時間消費への対応だ。今大会では、日本が対戦したパキスタン、パレスチナのみならず、バーレーンも含めて対戦相手がピッチでうずくまったり倒れ込んだりする場面が多発。ときには前半から足をつる選手がいて、頻繁に試合が止まってしまう。当然ながら、テンポ良く攻撃をしかけ続けることはまず無理だ。しかし、その点についてもぬかりなく想定を巡らせている。

「ああいうことに1回1回怒ったりせず、あまり気にしないように。難しいですけど、それまでに自分たちのサッカーをしてしっかりゴールを取ってやっていれば問題ないですし、まずは得点というところで、ゴールをどれだけ早く取れるかがポイントになってくると思う」。三戸はそう話す。

 遠く離れた欧州でA代表がドイツを撃破したことに話題が集中している感があるが、「しょうがないっすね」とこれには苦笑い。「僕らは陰ながら頑張っていきたいと思っています。ここで勝って、(パリ五輪)本番で魅せられればと思う」と誓った。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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