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引き分け以上で首位突破のバーレーン戦…U-22日本代表MF斉藤光毅「勝たなきゃいけないし、勝ちたい」

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MF斉藤光毅

 大岩ジャパンの主軸として、パリ五輪1次予選突破を勝利で決めようと意気込んでいる。引き分け以上でグループ首位が決まるU23アジアカップ予選のグループステージ最終第3戦・バーレーン戦を翌日に控え、U-22日本代表MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)が抱負を語った。

「(バーレーンは)今までの2戦と比べてテクニックがあって、なおかつ強さもある。でも、基本的なところは一緒だと思うし、それをやれば勝てると思うのでそこにフォーカスしたい」

 グループ首位突破の条件は引き分け以上だが、守りに入るつもりはない。「勝たなきゃいけないし、勝ちたい」と言葉に力を込める。足元をすくわれないために気をつけるべきことは何か。その部分もしっかり整理している様子だ。

 学びの材料はこれまでの2戦。4-3-3の左ウイングで先発した初戦のパキスタン戦では2アシストの活躍で6-0の大勝に貢献が、ベンチから見守った2戦目のパレスチナ戦は一転。日本は立ち上がりから押し込まれるなど苦戦し、1-0の辛勝という結果だった。

「(2戦目を)見ていた感じはTHE ASIAという試合だった。こういう一次予選とか、こういう相手とか、こういう気候の試合では、チャンスはいっぱい作れるけどあまり(点が)入らないというイメージがある。俺が決めてやるとか、気張ってしまうとあまりいいイメージがない。チャンスができた時に、より可能性のあるものをしっかり冷静に判断できれば、自分たちのプレーを徐々に出せてくると思うので、そういうところを意識しながらやろうと思っています」

 オランダ1部のスパルタ・ロッテルダムでは、昨シーズンに26試合出場7得点を記録。今季も開幕から3試合で2得点をマークしているが、斉藤自身は「これからも結果を残していかなきゃいけない中で、あまり爆発的な結果を残せていない。そこを残せるようになったら成長だと思う。仕掛けや裏抜けはどこに行っても出さなきゃいけない」と語る。

 バーレーン戦は自身の特長をどこに行っても出すという部分が試される試合でもある。良さを出した先にある勝利をつかむために、集中力を高めている。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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