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富山加入のU-23韓国代表FWキム・テウォンが意欲燃やす日本との再戦…注目する日本のライバル2人、ポルティモネンセからJ挑戦の理由

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FWキム・テウォン

[1.17 U23アジア杯準々決勝 オーストラリア 1-2 韓国 ジッダ]

 U-23韓国代表は17日のAFC U23アジアカップ準々決勝でU-23オーストラリア代表を破り、2020年大会以来となるベスト4進出を決めた。20日の準決勝ではU-21日本代表と対戦する。

 背番号9を着けるFWキム・テウォン(ポルティモネンセ→富山)は準々決勝での出場はなかった。試合後に出番がなかったことを問うと、イ・ミンソン監督の考えを尊重。先制ゴールを挙げたFWベク・ガオンの名前を挙げながら、「ベク・ガオンはスピードもあって力強い。私も試合に出たかったが、監督の戦略でそうなったと思う」と仲間の活躍を称えた。

 2005年生まれのストライカーは、“ロス五輪世代”U-21日本代表と同世代だ。1年前に中国で行われたU20アジア杯ではグループリーグ第3節で日本と対戦。FW神田奏真の得点で先制を許したが、背番号10を着けたキム・テウォンが試合終了間際に同点ゴールを決め、1-1のドローに持ち込んだ。同大会では4ゴールを挙げ、得点王にも輝く。昨秋にチリで行われたU-20ワールドカップでは1ゴールを記録した。

 今大会はグループリーグ3試合で先発出場して1ゴールを記録。準々決勝では体力温存となったが、同世代である日本との再戦には意欲を燃やしている。

 昨年末にはカターレ富山への加入が発表され、日本には縁もできた。「これからJ2のチームに行くことになった。でも私が行くことはさておき、いまは韓国代表の選手として日本戦に向けて100%の準備をしたい」と意気込みを語る。

「そして、(日本のことを)事前に学ぶ気持ちで臨みたい。日本の選手たちも非常に優れている」。そう謙そんするキム・テウォンは、日本で注目する選手の名前を2人挙げた。

「U20アジア杯のとき、CBの市原(吏音)選手は本当に上手いと思った。私が出た試合でも本当に苦しめられ、大変だった選手。また10番の佐藤(龍之介)選手は、私もよく知っているし有名だ。その2人が脅威になると思っている」

 昨年末に発表された世代別韓国代表ストライカーの富山加入は、Jリーグファンに驚きを与えた。母国での高校時代の活躍が認められ、2023年の年末にポルティモネンセのU-23チームに加入。24-25シーズンはU-23リーグで18試合3得点を記録し、25-26シーズンでもここまで8試合で2得点を挙げていた。

 ポルトガルで結果を残しながらも移籍を決断した理由は、トップチームでの出場機会だという。「この冬にとにかくトップチームで試合に出たかったが、ポルトガルではトップチームで試合に出られる機会がなかった」。自身の成長の場を求めていたところで、「カターレ富山から非常に強く獲得を望んでくださるとおっしゃっていただいた」と力を込める。「それに私はとても惹かれた」とJリーグ挑戦を決意した。

「Jリーグという良いリーグで経験を積み、その姿を見てもらいたい。そして、日本での経験が私にとって本当に良い転機になるとも考えている」

 話を聞き終えた後、キム・テウォンは「ありがとうございます」と流ちょうな日本語で挨拶をし、笑顔でスタジアムを去った。まずは韓国代表として日本と相まみえ、その後はJの舞台で活躍を目指していく。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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