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[MOM1089]流通経済大FW松永颯汰(4年)_衝撃4G1Aの勢いのまま…優勝に導いた10番エースの復調

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.29 アミノ関東決勝 流経大2-1東洋大 味フィ西]

 優勝を決定づけるゴールになった。前半に奪った1点差のまま終盤まで試合を進めた流通経済大は後半39分、DFラインにプレッシャーをかけてボールを奪ったFW松永颯汰(4年=静岡学園高)がエリア内で相手を外して右足を振り抜く。そしてすぐにゴール裏の仲間のもとに駆け寄り、歓喜の輪に飛び込んだ。

「ホッとしたのが一番。チーム力を高めようとやってきた。東洋にも連戦が続いても球際とかで負けていなかったので、そういった部分は勝因になったかなと思います。リーグは全然よくなくて、僕も我慢してやってたんで、それがいい形で出せて、優勝に導けてよかったです」

 3月に大学日韓定期戦を戦った全日本大学選抜で10番を背負うなど、今季の大学サッカーの顔の一人として活躍が注目された松永だが、リーグ前期の戦いは苦しんだ。大学でも10番を託されて迎えた今季だが、リーグ戦は開幕から10試合得点なし。チームも開幕から8試合勝利なしが続いた。

 エースとして期待される松永には当然、スタッフからも厳しい声がかけられていた。5月18日の日本大戦では、スタメンも外された。「チームのためを考えると、松永を外したほうがいい」。中野雄二監督も当時個人プレーが多くなっていた松永について、苦渋の決断をしていたことを話していた。

 ただエースがエースであることを証明すれば、勝てることも証明した。リーグ前期最終戦となった6月14日の日体大戦で、松永は今季初ゴールを含む4得点の大爆発。4ゴール1アシストと全得点を演出し、5-0の大勝に導く離れ業を演じていた。

 松永も「日体戦が何かのきっかけになればいいなと思っていた」という。そして勢いのままに入ったアミノバイタルカップ関東では、初戦の中央学院大でも決勝点を記録。チームを勢いづけると、決勝でも5大会ぶり2度目の優勝に導くゴールを決めてみせた。

 今春は東京ヴェルディのキャンプに参加。シーズンに入ってからもジュビロ磐田の練習に参加したが、まだ入団内定には繋げることができていない。「決め手に欠けていることは自分でも理解している」。ただ今後もJクラブの練習参加の予定は入っており、しっかりとアピールするつもりでいる。

 高卒時点でも松永はプロ入りを強く志望していたが、決められなかったことで、ギリギリのタイミングで流経大にやってきた過去がある。当時と重なる現状だが、松永本人は当時とは明らかに違う手ごたえを持っている。

 それだけに夏の全国大会である総理大臣杯は、「今後のサッカー人生に関わってくる」と気合を十分にして臨むつもりだ。「どれだけ自分がチームを勝たせられるかにこだわってやっていきたい」。関東王者に導いた10番が、全国の舞台でも大暴れする。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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