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[SBSカップ]静学出身のU-20関東大学選抜FW松永颯汰(流通経済大)が静岡で躍動。2戦連発で大会MVPに

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前半17分、U-20関東大学選抜FW松永颯汰(流通経済大2年=静岡学園高)が先制ゴール

[8.20 SBS杯第3節 U-18日本代表 2-2(PK3-5)U-20関東大学選抜 エコパ]

 U-20関東大学選抜のFW松永颯汰(流通経済大2年=静岡学園高)が、「2023 SBSカップ国際ユースサッカー」の大会MVPに選出された。

 松永はU-18韓国代表戦(18日)で先制ゴール。優勝を懸けたU-18日本代表戦でも先制点を叩き出した。左SHとして先発した松永は前半17分、相手右SBの背後を狙った動き出し。CB桑子流空(東海大2年=前橋育英高)からのロングボールを胸でコントロールして入れ替わると、一気にゴール方向へ向かう。そして、対応したDFを切り返しでかわし、ニアへ右足シュート。静岡学園高の後輩GK中村圭佑が守るU-18日本代表ゴールをこじ開けた。
 
 その後も左サイドを強引に突破してクロス。静岡ユースとの初戦は不満のプレーで佐藤健監督(中央大)から厳しい指摘を受けていた。それでも、U-18韓国代表戦、U-18日本代表戦と特長である身体の強さを活かしたボールキープや局面での上手さを発揮。2戦連発の活躍で優勝に大きく貢献した。

「得点を取る能力は自分の一つの武器だと思っていたので、3戦で2得点という形で出せたかなと思っています」と松永。今後へ向けて貴重な経験にもなったようだ。静岡学園3年時はインターハイ登録外も経験。だが、諦めずに這い上がってきたFWは選手権で活躍して日本高校選抜に選出され、現在は名門・流通経済大で先発出場を続けている。

 そして、今大会はタレント揃うU-20関東大学選抜としてSBSカップ出場。高校3年間を過ごした静岡で活躍した。「国際大会は初めてだったので、そういった部分でも今後頑張って国際大会に選ばれるようになった時に今回の経験を活かしてチームには伝えられるかなと思います」。再び国際大会で活躍できるように、プロ入りした静岡学園同期4人を追い越せるように、チームに戻ってまた努力を重ねる。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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