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ダブルピースに思わず“赤面”…1G1Aの横浜FM天野純「いい年して恥ずかしい」

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前半14分に追加点を決めたMF天野純

[10.21 J1第30節 横浜FM3-2鹿島 日産ス]

 ゴール後のダブルピースに思わず“赤面”した。横浜F・マリノスは前半3分、MF天野純の左CKからFW伊藤翔が先制ヘッド。同14分には相手のバックパスに詰めた天野がDF植田直通のトラップが大きくなったところを逃さず、ボールを奪うと、そのままPA内に切れ込み、GKとの1対1から冷静に左足で流し込んだ。

「あそこは試合前からずっと狙っていたポイント。プレスがハマって、GKと1対1になって、冷静に流し込めた」。得点の形には自画自賛の天野だったが、ゴール後のパフォーマンスについて聞かれると、「なんで俺、ピースしたんだろ……」と苦笑い。得点を決めた背番号14は両腕を広げて喜びを表し、右の拳で左胸を叩くと、テレビカメラに向かって両手でピースした。

 テレビ画面で大写しになったまさかのダブルピースに「間違えた。いい年して恥ずかしい。調子に乗っちゃいました」と“後悔”した26歳。チームは2-0から追いつかれながらも後半29分に勝ち越し、3-2で首位・鹿島を撃破した。リーグ戦での鹿島戦勝利は5シーズンぶり。「泥臭い勝利だったけど、4年間勝ってなかった歴史を覆せて良かったし、今日の勝利は優勝を目指すうえでも大きな勝利だと思う」と力説した。

 この試合に負ければ逆転優勝の可能性は完全に消滅する一戦だったが、直接対決に競り勝って首位・鹿島との勝ち点差を「9」に縮めると、順位も一つ上げてACL出場圏内の3位に浮上。殊勲の1ゴール1アシストを記録したレフティーは「鹿島の独走をどこかが止めないといけないと思っていたし、それが自分たちでありたいと思っていた」と胸を張った。

(取材・文 西山紘平)

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