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仲川&ウーゴ連発!! 3連勝の横浜FMが暫定9位に浮上、札幌は奇策4バック失敗

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同点弾を挙げた横浜F・マリノスFW仲川輝人

[10.5 J1第29節 横浜FM2-1札幌 日産ス]

 J1リーグは5日、第29節1日目を行い、横浜F・マリノスはホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦した。前節ともに2得点を決めたFW仲川輝人とFWウーゴ・ヴィエイラが2試合連続でゴールを決め、2-1で逆転勝利。3連勝で暫定9位に躍り出た。

 ホームの横浜FMは前節仙台戦(○5-2)と同じスターティングメンバー。札幌は前節鳥栖戦(○2-1)で警告を受けたDF福森晃斗、MF宮澤裕樹、FW都倉賢が揃って出場停止となり、DF早坂良太、DFキム・ミンテ、MFチャナティップが先発入りした。[スタメン&布陣はコチラ]

 札幌は通常の3-4-2-1ではなく4-2-3-1のフォーメーションを採用。横浜FMの4-1-4-1に噛み合わせる形となったが、立ち上がりから多くのチャンスをつくられる。前半7分、H・ヴィエイラのアウトサイドシュートがGKク・ソンユンを襲うと、同8分にはMF天野純、MF大津祐樹、DF山中亮輔が立て続けに狙った。

 徐々に主導権を握り返した札幌は前半15分、MF三好康児のスルーパスをチャナティップが折り返し、FWジェイがダイレクトで流し込んだがオフサイド。それでも同21分、MF荒野拓馬の縦パスを受けたジェイがカットインシュートを狙い、豪快にゴール左隅に叩き込んだ。

 先制点を奪われた横浜FMは前半24分、MF遠藤渓太の斜めのパスをH・ヴィエイラがおさめると、PA内右でパスをもらった仲川が冷静に流し込んで同点。さらに同42分、遠藤とのワンツーから抜け出した山中がグラウンダーのクロスを配給し、ニアで合わせたH・ヴィエイラが逆転ゴールを決めた。

 1点ビハインドで後半を迎えた札幌はキックオフ前に右サイドバックのDF早坂良太を下げてDF石川直樹をセンターバックに投入。CBのDF進藤亮佑が右SBに入った。ところが横浜FMのペースは変わらず。落ち着いた守備から着実にボールを前に進め、余裕のある試合運びを展開していた。

 横浜FMは後半25分、遠藤の折り返しに走り込んだDF松原健がダイレクトで狙うもク・ソンユンがパンチング。同27分には山中の強烈なシュートが枠内に飛んだが、これもク・ソンユンが落ち着いて処理した。防戦一方の札幌は直後、MF深井一希に代わって古巣対戦のMF兵藤慎剛を投入した。

 球際でなかなか上回れない札幌は後半31分、三好に代わってFW宮吉拓実を投入。すると同32分、宮吉はファーストプレーでボレーシュートを狙い、GK飯倉大樹を脅かした。さらに同33分、札幌は菅の左CKに進藤が高い打点のヘディングシュートで合わせたが枠外。前回対戦に続いての得点はならなかった。

 札幌は後半35分、菅のFKをジェイが頭で落とし、混戦から進藤が狙ったがこれも大きく枠外。横浜FMは同38分、大津を下げてMF喜田拓也を入れた。さらに同アディショナルタイムにはMF中町公祐、FWオリヴィエ・ブマルを立て続けに投入。最後までサポーターからの大声援が注がれた札幌は攻撃姿勢を見せたがゴールを奪えず、ACL出場権獲得に向けて痛い足踏みとなった。

(取材・文 竹内達也)
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