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「常にJ1で上位争いを」決勝弾&大会MVP、20歳DF杉岡大暉が語った『野望』

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決勝ゴールを喜ぶ湘南ベルマーレDF杉岡大暉

[10.27 ルヴァン杯決勝 湘南1-0横浜FM 埼玉]

 高卒2年目の“ヤング・キャプテン”が「入って良かった」クラブを頂点に導いた。湘南ベルマーレDF杉岡大暉はルヴァンカップ決勝の前半36分、豪快なミドルシュートで決勝点を奪取。表彰式では大会の最優秀選手賞を獲得し、「こんなに嬉しいんだって思いました」と喜びを爆発させた。

 自慢の左足から放たれたボールは真っ直ぐな軌道でゴールネットに突き刺さった。「思い切ったプレーをしていかなきゃと思って、思い切って打った」と述べたように、挑戦的な意味合いも強かった様子。だが、「相手DFが下がってスペースができたので、狙ってみようと思った」と周囲の状況を見られるほどには冷静だった。

 左ウイングバックのポジションを担うが、パスを受けたのは最前線の位置。「斜めの飛び出しに弱いという分析があった」と理由を明かした杉岡は「ボールがいいところにこぼれて、良いところでフリーで持てた」と迷わずシュートを選択。これが鮮烈なゴールにつながり、「自分でもビックリしました」と照れくさそうに振り返った。

 前日練習後に「固くなることもあると思う」と話していたとおり、未経験の大舞台に「身体が重かった部分があった」という。しかし、試合の中で自らのコンディションと向き合い、「重かったからこそ、思い切ったプレーをしようと思った」と切り替えに成功。自らの活躍で24年ぶりの国内タイトルを手繰り寄せた。

 昨シーズンに市立船橋高から加入し、プロ入り2年目。J1上位に入ってもおかしくない有望選手だったが、「ベルマーレに入って良かった」と強調する。「普段の練習から負荷が高いし、みんなの取り組む姿勢も良い。昨年はJ2からJ1に昇格できて、2年目でタイトルを取れたし、良い経験ができている」。試合出場を重ねながら成長し、歓喜の一員となった。

 ただ、待ち望んでいたタイトルは手にした瞬間、通過点になる。「“湘南スタイル”という言葉は浸透してきたけど、疑問に思っていた人もいると思う。そういう人に『見たらわかるだろ』って試合ができたので、もっと浸透させていきたい」。チョウ・キジェ監督から任された“ヤング・キャプテン”の役職にふさわしい意気込みをそのように口にした20歳は「常にJ1で上位争いをするチームにしたいし、カップは常に取れるようにしたい」とさらなる野望を語った。

(取材・文 竹内達也)
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