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長距離移動に14時間の時差、高地でピッチは劣悪…完全アウェーの中でスコアレスドローのU-22代表

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完全アウェーの中U-22メキシコ代表と対戦したU-22日本代表

[9.6 国際親善試合 U-22日本代表 0-0 U-22メキシコ代表]

 飛行機で12時間、そしてバスで4時間の長距離移動でメキシコ・セラヤに到着したのは試合の4日前。日本との時差は14時間あり、試合会場となるセラヤは標高約1700メートルの高地。さらに前日の土砂降りの雨によってピッチは劣悪で、約1万3000人が集まった完全アウェーの中試合が行われた。

 厳しい状況が重なったU-22メキシコ代表との親善試合となったが、結果は0-0のスコアレスドロー。横内昭展監督代行は「全体的なことを言えば、よく走って戦ってくれたと思う」と選手たちを労った。

 立ち上がりからホームチームに押し込まれる時間帯が続いた。後方からパスをつないで攻め上がろうとするが、激しいプレッシングと劣悪なピッチに阻まれてなかなか前進できず。前半14分にはGK大迫敬介(広島)のキックミスから相手に決定機をプレゼントしてしまうが、ダイレクトで放ったシュートは枠を外れて難を逃れた。

 その後も主導権を握られながら試合を進め、特に後半に入ると自陣に釘付けになる時間帯が多くなるが、DF立田悠悟(清水)や大迫を中心とした守備陣がフィニッシュの場面では自由を与えず。指揮官も「隙を与えたらやられるというのは、彼らも良く分かっているので、最後の部分は本当に必死にやってくれた」と最後まで得点を許さなかった守備陣を評価した。

 一方の攻撃陣はなかなかフィニッシュまで持ち込めなかったが、時おり繰り出す鋭いカウンターでゴールに迫ろうとするなど、何とかして勝機を見出そうとした。しかし、「メキシコは硬い守備を持っていて、元々失点の少ないチーム。こじ開けるのは本当に大変。そこまでのクオリティーを出せなかった」と振り返ったように、最後までメキシコゴールをこじ開けることはできなかった。

 厳しい条件がそろう中、難敵相手のスコアレスドローに「90分を通してしっかり我慢して、自分たちの良いところも少しは出せたと思う」と振り返る一方で、「自分たちのクオリティー、精度があれば僕は得点を奪えていたと思うので、あのプレッシャーの中、あの疲労度の中でいかに精度を上げられるかは課題の一つだと思う」とプレー精度を上げる必要性を説いた。

 日本は翌7日にアメリカに移動し、9日にU-22アメリカ代表と親善試合を行う。

(取材・文 折戸岳彦)

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