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ミス絡み2失点も不問、横浜FMポステコグルー監督「それはどうでもよい」

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横浜FMはPK戦で敗れた

[2.8 富士ゼロックススーパー杯 横浜FM3-3(PK2-3)神戸 埼玉]

 ミス絡みの2失点が痛かった。横浜F・マリノスは前半21分、GK朴一圭からパスを受けたMF喜田拓也がFW古橋亨梧にプレッシャーをかけられ、ボールをロスト。MFアンドレス・イニエスタのシュートは喜田が体に当て、難を逃れたが、1-1で迎えた前半40分には再びビルドアップのミスから勝ち越しゴールを許した。

 PA外まで出てビルドアップに参加していた朴がDFチアゴ・マルチンスに横パス。チアゴは朴にリターンパスを出したが、これを古橋がカットし、そのまま左足で無人のゴールに流し込んだ。2-2の同点に追いついたあとの後半24分にもDF伊藤槙人のパスがMF山口蛍にカットされ、イニエスタの折り返しのこぼれ球を山口に決められた。

 試合後の記者会見でビルドアップのミスについて問われたアンジェ・ポステコグルー監督は「ただのパスのところを見たと思うが、それはどうでもよくて、一人ひとりのところを見れば、だれもが人生でもサッカーでも必ずミスは起こる」と反論。「個人のミスを見るつもりはない。自分たちのサッカーをやるうえでミスはどうしたって出やすくなる」と、GKも含めたビルドアップからのポゼッションを志向するチーム戦術において、チャレンジのうえでの個人のミスは不問に付した。

「一番の原因は前半、ナーバスになっていたこと」。そう指摘する指揮官は「前半の45分間はまったくもって自分たちのサッカーができなかったが、後半は自分たちのサッカーができて、もう少しで勝利が見えていた部分もあった」と力説。後半のシュート数では11本対3本と神戸を押し込み、4点目を取るチャンスもたびたびあった。「自分たちがコントロールして自分たちのサッカーをやることが大事。チーム全体のことを見ながら次に向かっていきたい」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

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