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紅白戦3発、FW久保がU-18代表エースへ名乗り

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 エース候補がプレーでその存在価値を実証している。U-18日本代表候補第1グループ合宿2日目は午後に30分ハーフの紅白戦を行った。そこで存在感を放ったのが京都サンガF.C.U-18のFW久保裕也だ。

 前半1分、DFの背後へ送られたパスに鋭く反応し、あっさり先制ゴールを叩き込むと、1-1の前半25分にもMF和田篤紀(神戸U-18)からのスルーパスに反応。後方から追いすがるDF2人をパワーで振り切るとそのまま2点目のゴールを流し込んだ。止まらない久保は後半にも「空いていたんでいこうと思った」と目の前に築かれていたディフェンスブロックの中へ突進。2人、3人と交わしてPAへ切れ込むと、そのまま右足でこの日3点目となるゴールを決めて見せた。

 前日の紅白戦でもゴールを決めていたストライカーは、すでに関係者たちから高い評価を勝ち得ていたが、さらなる爆発で一躍有力なエース候補に躍り出た。本人も「エースになりたい」と意欲満々だ。ただこの日の出来は不満だった様子。「あまり受けられていないし、もっとボールに絡まないといけない。そして積極的にドリブルしてシュートも打っていく」と課題を口にしていた。
 
 U-16日本代表として出場した第10回豊田国際ユースサッカー大会では韓国戦でゴールを奪うなどMIPを受賞。京都U-18では1年生からエース格として活躍してきた。ただ今年はより結果にこだわる一年だ。「今回は5人ここ(U-18代表合宿)に来ているし、自信がある」というチーム、代表で絶対的な存在として勝利をもたらし続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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