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小笠原代役の増田、復帰後初ゴールにも「だれでも決められる」

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[5.21 J1第12節 浦和2-2鹿島 埼玉]

 復帰後初ゴールも勝利には結び付かなかった。期限付き移籍していた山形から復帰した鹿島アントラーズのMF増田誓志が今季初先発。連戦を考慮し、メンバー外となったMF小笠原満男に代わってボランチに入った。

 長短のパスでリズムをつくり、自らも積極的にゴール前に飛び出した。前半13分には正確なロングフィードで先制点の起点となり、後半13分から2列目にポジションを上げると、その4分後に自ら追加点を奪った。FW興梠慎三の左クロスを逆サイドのMF野沢拓也が折り返すと、完全にフリーになった増田が右足でゴールに流し込む。2-0とリードを広げたが、直後に2失点し、勝ち切れなかった。

「だれでも決められるゴールなので」。試合後も増田の表情は晴れなかった。前半の内容はよかったとはいえ、「単純にレッズが(ミスから)ボールを渡してくれていた回数が多かったし、それで楽になったときもあった」と言う。「前節は走れないというのが課題だったし、入り方はよかったと思うけど……」。積極的なプレーで存在感は発揮したが、チームを勝利に導くことができず、喜び切れなかった。

[写真]移籍後初ゴールの増田

(取材・文 西山紘平)

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