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[SBSカップ]U-18代表守護神・櫛引「絶対的な存在に」

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[8・21 SBSカップ国際ユースサッカー U-18日本代表1-2静岡ユース エコパ]

 守護神は絶対的な存在への成長を誓った。U-18日本代表GK櫛引政敏(清水エスパルス)は2失点で静岡ユースに逆転負けした試合後、自らの不甲斐なさに怒りをぶつけるかのように「1コ上なので、自分がもっと絶対的な存在にならなければいけない」と成長を誓っていた。

 4-1で勝利したメキシコ戦に続く先発出場。ミスのないプレーでゴールを守っていたが、後半28分から悪夢が待っていた。清水での後輩に当たるFW柏瀬暁(清水エスパルスユース)の突進に対してDFがPAでファウルを犯したことによってPKを献上。これを決められると、後半ロスタイムには同じく後輩のMF石毛秀樹(清水エスパルスユース)にグラウンダーのシュートをねじ込まれてしまった。「コーチングで(DFを)いかせるところがまだ足りない」と櫛引。まだ清水での出場機会がないだけに、自身の姿を地元サポーターに印象付けるチャンスでもあったが、期待通りの結果を残すことができなかった。

 青森山田高2年時の高校選手権準決勝のPK戦でPKを3本ストップするなど決勝進出の立て役者となり、日本高校選抜として2度の欧州遠征を経験。昨年には2歳上の世代のU-19日本代表候補合宿にも招集された。U-18世代の中でも早生まれで経験値の高いGKは「世界行くことを考えたら、(DFは)もっと寄せるところは寄せないといけない」。結果を出せなかった事を悔やんだGKは絶対的な存在になることを目指して今後の練習に励む。

(取材・文 吉田太郎)

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