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五輪落選の柏木はW杯に切り替え、「ちょっとは強くなったかな」

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 もう気持ちは切り替えた。北京五輪メンバーから落選したMF柏木陽介(広島)が28日から始まった日本代表候補合宿に参加。オシム監督時代の07年4月以来のA代表候補復帰を果たした。
 この日、U-23日本代表は29日のアルゼンチン戦に向けて公式練習を行った。「この時期にこうなる(A代表合宿に呼ばれる)とは考えてなかった」と柏木。まさかのタイミングに複雑な思いはある。悔しさがないと言えば嘘になるが、「(五輪メンバーから)落ちて、すぐ切り替わった。次の日にちょっとイラッと来たぐらいで。もう僕は(北京に行くのは)無理なわけだし、前を向いて切り替えるだけ。ネガティブになっていたら、ここ(A代表合宿)にはいなかったと思う。ちょっとは強くなったのかな」と精一杯胸を張った。
 「(北京五輪の)試合とか見て、あかんかったらイラッと来るかもしれんけど。自分がいたらこうしてたのにって。でも頑張ってほしいし。特に予選を一緒に戦った選手には頑張ってほしいから」。後ろを振り返っても前には進めない。五輪への道は断たれたが、今度はW杯へのチャンスが目の前に広がった。「ガンガンやっていきたい。ここしかないって思うぐらいやっていかないと。(メンバーに)残っていくことが大事。それができるように頑張る」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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