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2/9 A代表練習後の岡田監督コメント

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 日本代表は9日、11日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に向け、試合会場の日産スタジアムで調整した。FW大久保嘉人、MF長谷部誠(ともにボルフスブルク)、MF松井大輔(サンテティエンヌ)の海外組3人も帰国し、練習に合流した。
以下、練習後の岡田武史監督コメント

岡田武史監督
―練習の内容は?
「ポゼッションをやって、パスからのシュート。最後は紅白戦を15分。7分を2回やった」

―海外組は練習に合流したのか?
「最初のポゼッション(の練習)だけは急にやるのは怖いからやらせなかった。パスからのシュートからは全部やった」

―コンディションは?
「短い時間だけど、体のキレは問題ない感じを受けている」

―試合にも出れる?
「きょう見た限りは。まだ1日あるし、トレーナーの報告を受けてから考えたい」

―芝の状態は?
「素晴らしい。この時期にこれだけ芝が根付いているのは素晴らしいと思う」

―目指すサッカーもやりやすい?
「そうですね。若干深いけど、寝ているし、十分です。問題ない」

―試合前に水をまく?
「これに水をまくと、寒くなっちゃう(笑)」

―世界への試金石の一戦になるが?
「どこかでやらないと分からないし。リスクはいつも負っている。この仕事をしていて、リスクがないときはない。勝つために、その方法がベストだと思っているからやっている。我々が勝つためにベストだと思っているからやるだけ」

―ドイツW杯で負けたリベンジもかかっているが?
「もう忘れちゃった。でも、僕の印象では、そんなに内容は負けてない。最後のパワープレーでやられたのかなと。あんまり覚えてないけど。リベンジは全然ない。向こうもあのときとやっているサッカーは違うし、我々も違う」

―自分たちのサッカーを試すには絶好の相手?
「試すというか、勝つためにやるということ。サッカーの美学ではなく、勝つためにこういうサッカーをやってきたわけだから」

―スカウティングも念入りにやっている?
「いつもやっているし、特別、オーストラリアだからというのはない。他のチームと同じようにやっている」

―きょうはオーストラリアも練習したが?
「ジョギングして終わったみたいだね。たぶんそうだと思っていた」

―向こうはようやくきょう18人になった。日程は有利だと思うか?
「それは皆さんに考えてもらえばいい。シーズンの始まりにこういう試合が入って、いろいろ有利、不利はある。そういう条件は関係なく、ベストを尽くすだけ。相手が不利だからこうしようとか、変わったことをやるつもりはない」

―日程が厳しいから向こうもやり方を変えてくるかもしれないが?
「下がってくるとか、蹴ってくるとか、いろいろ想定はしている。それはオーストラリアだけでなく、ずっとやってきている」

―チームづくりの手応えは?
「かなりいいチームになってきていると思っている。あさってもいい試合をするのは間違いないと信じている。海外組が入って、彼らの経験やアイデアも出てくると思う」

―きょう合流した3人のコンディションは?
「コンディション的には違和感なくやっていた。短い時間だから持久力とかは分からないけど、本人も“大丈夫”と言っているので心配ないと思っている」

―先発も可能?
「頭から行ける選手もいれば、ダメな選手もいるかもしれない。あした見て問題なければ、頭から行く選手もいると思う」

―ドイツW杯では選手交代で流れが変わったとも言われているが、先制した場合はどう考えている?
「先制して逃げ切るために、例えばストッパーを入れて3バックにするとか、理屈的には間違っていないけど、点差や相手の状況によっても変わってくる。(先制点を)取ったから逃げ切るとかじゃないというのは選手が一番分かっていると思う。守りたいという気持ちになるのが一番怖い。我々は常にチャレンジする気持ちでやっている」

―シーズン前の試合ということでコンディションの問題は?
「フィジカルのコンディションはほとんどの選手に不安はない。後から合流した選手で、どこまで行くのかなという選手もいるけど、ほとんど問題ない。試合勘はまだ何人か不安のある選手もいるけど、ほとんど問題ないぐらいに戻ってきている」

(取材・文 西山紘平)

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