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広島ルーキーFW中村草太がまた決めた!!開幕J1デビューで決勝弾!! 町田は相馬独走ゴールも逆転負け発進

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[2.16 J1第1節 町田 1-2 広島 Gスタ]

 J1リーグは16日、開幕節を各地で行い、昨季3位のFC町田ゼルビアと同2位のサンフレッチェ広島が対戦した。前半26分に町田がMF相馬勇紀の独走ゴールで先制したが、広島はハーフタイム明けから猛攻を開始。後半14分、MFトルガイ・アルスランのゴールで同点に追いつくと、同32分に明治大出身ルーキーFW中村草太がJ1デビュー戦初ゴールで試合を決め、開幕白星スタートを切った。

 昨季共に優勝争いを演じながらもタイトルに届かなかった両チームの開幕対決。3-4-2-1同士のミラーゲームとなった中、町田はFW西村拓真(←横浜FM)、MF前寛之(←福岡)、DF岡村大八(←札幌)、DF菊池流帆(←神戸)、広島はFWジャーメイン良(←磐田)、MF田中聡(←湘南)といった新加入選手を先発起用した。[スタメン&布陣]

 これが今季最初の公式戦となる町田、すでにFUJIFILMスーパー杯とACL2ベトナム遠征を行っていた広島という立場の違いもあり、試合の入りは局面のぶつかり合いが続くも、見せ場の少ない展開。町田はMF相馬勇紀のロングスローやプレースキック、広島はジャーメインのポストプレーで攻め手を模索していった。

 そうして迎えた前半18分、町田に痛いアクシデントが襲う。接触プレーで足を痛めた岡村がプレーを続けられなくなり、同20分にDFドレシェヴィッチを投入。早くも交代カードを切らざるを得ない形となった。

 それでも町田は前半26分、ワンプレーで試合を動かした。空中戦の競り合いでMF白崎凌兵がつないだボールを相馬が受け、鋭いターンでDF塩谷司をかわすと、急加速でMF中野就斗とMF川辺駿を一気に抜き去り、そのままペナルティエリア左へ。最後は左足シュートでGK大迫敬介の牙城も破り、今季のチーム第1号で先制に成功した。

 ビハインドとなった広島はその後、中野のロングスローで相手ゴール前を狙うが、GK谷晃生の果敢な飛び出しに阻まれるなど、チャンスに結びつけることはできない。前半42分には大迫のロングキックをジャーメインが頭で落とし、FW加藤陸次樹とのワンツーから抜け出すが、シュートは谷に阻まれ、町田の1点リードでハーフタイムを迎えた。

 それでも後半5分、町田をまたしてもアクシデントが襲う。菊池が接触のないところで右太もも裏を痛め、プレーを続けられなくなり、同8分にDF林幸多郎を投入。林は左ウイングバックに入り、DF中山雄太が左CBに回った。

 すると広島がここから猛攻を仕掛けた。まずは後半14分、後半から投入されていたDF菅大輝の左足FKがゴール前を襲うと、町田のクリアボールを加藤が頭で跳ね返し、ゴール前へ。そこに飛び出したMFトルガイ・アルスランがフリーで押し込み、同点ゴールを奪った。

 さらに後半20分、DF佐々木翔のクロスに反応したアルスランのヘッドは谷のファインセーブに阻まれ、続く絶好機は逃したが、ミヒャエル・スキッベ監督は同27分、加藤に代わって明治大出身ルーキーのFW中村草太を投入。ACL2でプロ初ゴールを決めたばかりの22歳に攻勢を託した。

 するとこの交代が見事に功を奏した。後半32分、ジャーメインが中山からボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けると、中野からのリターンを受けたジャーメインがミドルレンジから左足一閃。これは谷に阻まれたが、跳ね返りを途中出場の中村が右足でねじ込んだ。

 中村はJ1リーグデビュー戦での初ゴール。アウェーのスタンドが歓喜に沸く中、中村は真っ先に駆け込んで喜びを分かち合った。町田は直後、3枚替えでFW藤尾翔太らを投入し、反撃を試みたが、試合はそのままタイムアップ。広島が見事な逆転勝利で白星発進を果たした。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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