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磐田戦力外の伊野波、「国内外オファー」から4季ぶり神戸復帰を選択

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「常に頭の中に神戸でやり残してきた思いがありました」

 ヴィッセル神戸は9日、ジュビロ磐田を契約満了となっていた元日本代表DF伊野波雅彦の獲得を発表した。同選手は12年シーズンにも神戸に在籍しており、4季ぶりの復帰となる。背番号は39に決定した。

 伊野波は1985年8月28日生まれ、宮崎県宮崎市出身の30歳。鹿児島実高、阪南大から2006年にFC東京に入団。鹿島移籍を経て、クロアチアのハイデュク・スプリトに移り、海外移籍を果たした。12年に神戸に入団し、Jリーグに復帰。13年からは磐田でプレーを続けていたが、昨年末にクラブから契約満了が発表になっていた。

 タイ・リーグへの移籍の可能性も伝えられていたが、“Jリーグ残留”が決まった。J1通算191試合出場を誇る14年W杯戦士は神戸を通じ、4季ぶり復帰となった経緯などを説明した。

「この度、再びヴィッセル神戸でお世話になることになりました。

 昨年、シーズン終了と同時にジュビロ磐田から戦力外通告を受け、国内外の様々チームと移籍の交渉を進めてきました。この間、考える期間が長かったため、このままサッカーを辞めることを考えたこともありました。色々な思いを巡らす中で、常に頭の中に神戸でやり残してきた思いがありました。2012年のシーズン終了後、チームがJ2降格となったタイミングで移籍し、神戸では何も成し遂げられなかったと思っていました。

 今回、色々な方の尽力により、再びヴィッセル神戸でプレー出来るチャンスをいただき、J1の舞台で戦う環境をいただきました。本当に感謝しております。同時に、神戸でやり残してきた思いを成し遂げるチャンスをいただけたと思っています。

 ファン・サポーターの皆様に、今の自分の思いを理解していただくためには、自分のプレーと結果で表現するしかないと思っています。2016シーズン、全身全霊でチームのため、神戸のために、全てをかけてプレーしたいと思います。どうか見ていてください。よろしくお願いします」

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