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Jリーグ専務理事への大抜擢…岡山、木村代表「一番大切にしてきたことは、岡山バカであること。」

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岡山の公式サイトで木村正明代表取締役の記者会見の内容が公開された

 ファジアーノ岡山は2日、Jリーグ専務理事への就任が決まった木村正明代表取締役社長が退任することに伴い、急きょ行われた記者会見の内容を公開した。在任12年間は全Jクラブ中最長。今後のJリーグへの思い、そして「人生そのもの」と称した岡山への愛着が語られている。

「Jリーグはプロ野球と異なり、中央集権的体制でJリーグからいただける配分金は言っていいかわからないが、ユニフォームスポンサーの総額をしのぐ金額なのでJリーグが事実上の親会社であって、リーグ全体としていろいろなことに取り組んでいる中で、お話が来たら断れないことはわかっていて……」。会見に出席した木村代表は、クラブを離れるという決断が苦渋のものだったことを明かした。

 2006年に社長に就任し、07年にはJFL昇格が決定。「あの年に上がっていなければ、翌年は持ったかもしれないが、クラブは無くなっていたと思う。本当に背水の一年で苦しかったし、昇格の瞬間は役員5人で抱き合い、嗚咽した。人間って嗚咽するんだと驚いたが、それほどきつかった。クラブがどうなるかわからない不安と向き合う日々だった」と当時を振り返る。

 そして、09年には念願のJリーグ昇格を達成。「3年でJリーグ入り、7年で活動拠点、10年で平均入場者数1万人、15年でサッカー専用スタジアム、20年ですべてのスポーツのスクール、30年ですべてのスポーツスクールの無料化、この活動方針に基づいた『子どもたちに夢を!』という理念のもと、一日も休まず、一日も緩まず、働いてきた」という12年間だった。

 5年前から「どこかのタイミングで経営者からは一旦引くことを考えていた」といい、「気合に満ちて今年を集大成にする心づもりだった」と迎えた18シーズン。「(専務理事の)話をいただいたときは驚きというか、動揺が大きかったので、本音を言うと1年待っていただきたきたかった」と本音ものぞかせた。

 話は今後の活動にも及んだ。「自分自身に言い聞かせているのは、離れている間に中央に行って、そして例えばDAZNの担当になってロンドンに行くこともあるかもしれないし、放映権もオープンになるので、アジア諸国もたくさん回るだろうし、東京オリンピックもあって色々な方とお会いすると思う」

「人脈や経験、知見などそれをすべて岡山に還元できるし、私が40代で外に出て経験を積ませていただき、そのあと岡山に還元することは、100年続くクラブの歴史の中でファジアーノのためになると自分に言い聞かせている」。大役をやり遂げた先は、再び岡山の地に戻ってくる意志を見せた。

「一番大切にしてきたことは、表現は悪いかもしれないが、サッカーバカではなく、岡山バカであること。フットボールは大事だが、岡山のためにというのをスポーツは体現できる」
「夢は、エゴかもしれないが『岡山すげぇな』といわれることが夢というか。すごくつらくて何でこんなことをやっているのかと思った時も立ち返れる。本当にオリンピックに出るような選手が生まれるとか、そういったことでもいいかもしれない」

 木村代表は4月1日、J2第7節の愛媛FC戦でサポーターに挨拶を行うという。

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