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火花散らした東京五輪世代…「楽しかった」と橋岡、杉岡は苦笑!?

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浦和MF橋岡大樹と湘南MF杉岡大暉

[9.1 J1第25節 湘南1-1浦和 BMWス]

 東京五輪世代の2人が火花を散らした。湘南ベルマーレの左アウトサイドのポジションに入ったMF杉岡大暉。そして、浦和レッズの右アウトサイドに入ったMF橋岡大樹は90分間ピッチに立ち続け、激しいマッチアップを繰り広げた。

 杉岡は98年9月8日生まれ、橋岡は99年5月17日生まれでともに現在20歳。一学年上となる杉岡は、橋岡との対戦に「負けられないと思っていた」と闘志を燃やし、ピッチへと向かっていた。「ランニングの質が高いので、守備ではそういう部分をケアしようと思っていた」とタッチライン際を駆け上がるだけでなく、スペースを的確に突く橋岡の動きを警戒した。

 前半3分に浦和に先制点を献上した湘南だったが、その後はリズムをつかみ、杉岡は積極的に仕掛ける。「守備はあいつ(橋岡)の得意分野だと思うので、突っ込み過ぎずにコンビネーションで崩そうと思った」と立ちはだかろうとする橋岡を突破しようと試みる。しかし、1対1の場面では低く腰を落として待ち構え、粘り強く対応する橋岡を簡単には振り切れず、「押し込めてはいたけど、なかなか決定機を作れなかった」と簡単にはチャンスを生み出せなかった。

 試合は、後半45分にMF梅崎司のPKで湘南が追い付いて1-1のドロー決着。橋岡はマッチアップを「自分は楽しかったですよ」と振り返ったが、その言葉を伝え聞いた杉岡は「(橋岡を)楽しませないくらいにしないとダメですね」と苦笑。「俺がアシストとかをしていれば、そんなことは言えなかったと思うので、そこは突破したかった」と悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
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