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161cmのCFが千金弾!!横浜FM仲川輝人、自身初2ケタの10点目は「きれいなゴール」

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先制点を決めたFW仲川輝人

[9.14 J1第26節 横浜FM3-0広島 ニッパツ]

 自身初のシーズン2ケタとなる今季10得点目が貴重な先制点となった。横浜F・マリノスは後半22分、FW遠藤渓太がDFティーラトンとのワンツーで左サイドを抜け出し、ワンタッチでグラウンダーのクロス。ニアサイドに走り込んだFW仲川輝人がDFと競り合いながら右足でコースを変え、ゴールネットを揺らした。

「(遠藤)渓太がいい形で抜けて、クロスが上がってくるのは分かっていた。いち早く反応する準備をして、GKとDFの間に飛び込んだ」。鮮やかなコンビネーションから生まれたゴールに「いつも練習でやっている形だし、監督が理想としている形。きれいなゴールだったと思う」と自画自賛した。

 仲川にとってはこれが節目のシーズン10ゴール目。自身初の2ケタに乗せ、「去年は9ゴールで越えられなかったけど、今日、それを乗り越えられた。(9点と10点では)結構な違いがあると思う。早めに10点に乗せられたので、また新たな目標を立ててやっていきたい」と喜びを隠さなかった。

 センターフォワードを任されている中で結果を残せたことも大きい。チームは20節終了時点で得点ランキングトップの11ゴールを挙げていたFWエジガル・ジュニオがケガで長期離脱。当初はMF大津祐樹が代役を務め、今夏に補強したFWエリキが選手登録されると、2トップも試したが、その間にチームは3連敗を喫した。

 そこで前々節の名古屋戦(○5-1)で白羽の矢が立ったのが、それまで右サイドを任されてきた身長161cmの仲川だった。仲川自身に得点はなかったが、仲川がセンターフォワードで先発した名古屋戦、前節のG大阪戦(○3-1)と2連勝。この日は仲川にも待望のゴールが生まれ、チームとしても3試合で計11ゴールと攻撃陣が爆発し、3連勝を飾った。

「センターフォワードはセンタリングに入っていく準備をしないといけないのは分かっている。でも、右をやっていても真ん中をやっていても、ペナルティーエリアに入る動きは変わらない。どちらでもうまくプレーできているのかなと思う。(トップ下の)マルコス(・ジュニオール)とより近い距離でプレーできている実感があるし、やっていて楽しい」

 この日、2位鹿島が首位FC東京に勝ったため、首位FC東京との勝ち点差は「4」に縮まった。「自分たちは勝ち点を積み上げるだけ。結果を出していけば優勝争いに食い込めると思うし、最後まであきらめない気持ち、一戦一戦勝ちに行く気持ちをフィールド上で出していければ」。逆転優勝へのキーマンは力強く語った。

(取材・文 西山紘平)

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