beacon

なでしこJがアジア杯3連覇に向け好発進! 植木、長谷川2発、猶本、成宮弾でミャンマーに大勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

なでしこジャパンはアジア杯3連覇に向け好発進

[1.21 女子アジア杯C組 日本 5-0 ミャンマー]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は21日、女子アジア杯グループC第1戦でミャンマー女子代表と対戦し、5-0で勝利した。14年、18年大会に続くアジア杯3連覇に向けて好発進を切った。

 同大会は23年にオーストラリアとニュージーランドで共同開催される女子W杯の予選も兼ねる重要な大会。大事な初戦になでしこジャパンを率いる池田太監督は4-4-2のシステムを採用した。

 ゴールマウスにはGK山下杏也加(I神戸)が立ち、最終ラインは左からDF三宅史織(I神戸)、DF南萌華(浦和)、DF熊谷紗希(バイエルン)、DF清水梨紗(東京NB)。中盤はMF長野風花(マイ仙台)とMF林穂之香(AIKフットボール)の2ボランチに、両サイドは左に宮澤ひなた(マイ仙台)、右にMF長谷川唯(ウエストハム)。2トップはFW植木理子(東京NB)とFW田中美南(I神戸)が組んだ。

 試合は開始から日本が主導権を握った。前半1分、左サイドを駆け上がった三宅のクロスに田中が頭で合わせてファーストシュート。同4分には右サイドを清水と長谷川がワン・ツーで崩すと、清水が上げたクロスボールに最後は再び田中がヘディングで合わせた。しかし、このシュートはクロスバーに直撃。先制とはならなかった。

 前半19分にはゴール前で得たフリーキックを、林がチップキックで相手の壁を越すトリックプレー。植木がこのボールにタイミングよく抜け出したが、相手との接触で転倒し、あと一歩届かない。

 立て続けに攻めるが1点が遠い日本。それでも、前半22分に植木がゴールをこじ開ける。日本は清水のスローインで試合を再開。熊谷がボールを受けて山下に繋ぐと、山下が持ち上がりそのまま右サイドのスペースにロングフィードを蹴り込んだ。同サイドを駆け上がった長谷川が2タッチ目でゴール前にクロスを送ると、勢いをもって入ってきた植木がダイビングヘッド。これがゴールネットに突き刺さり先制点を記録。植木にとっても嬉しい日本代表初ゴールとなた。

 前半のうちに先制した日本だが、39分にアクシデント。林が相手選手との接触で右足首を負傷し、プレー続行が不可能に。MF猶本光との交代でピッチを後にした。前半終了間際の同42分には、清水のアーリークロスに長谷川が胸トラップから右足を振り抜いが、クロスバーに弾かれ追加点とはならない。1-0のまま後半へと折り返した。

 日本は後半開始から田中に代えてMF遠藤純を投入。すると、後半2分に追加点が生まれた。宮澤がゴール前に縦パスを刺すと、植木がこのボールをフリック。相手DFの裏へ抜け出した長谷川が、GKとの1対1を冷静に流し込み、リードを2点に広げた。

 さらに後半7分、ゴール前でフリーキックを得た日本は途中出場の猶本が右足で正確なコントロールショット。ボールはクロスバー下に当たり、ゴールに吸い込まれた。

 日本は後半24分に2枚替え。植木、宮沢に代えてFW菅澤優衣香とMF成宮唯をピッチへ送り込むと、出場から2分後の同26分に成宮が追加点を挙げる。右サイドで相手のボールを奪った日本は、猶本、菅澤とパスを繋ぎ、ゴール前に侵入。最後ボールを受けた成宮が、左足で強烈なシュートを放ちネットを揺らした。

 後半29分には、ゴール前でボールを受けた菅澤が反転から右足を振り抜いた。シュートはこの試合好セーブ連発のミャンマーのGKメイ・ズィン・ヌウェに阻まれるが、交代で入った2人が躍動する。

 日本は後半39分に三宅を下げてDF宝田沙織を投入。後半アディショナルタイムには、長谷川がこの試合2点目となるゴールを決めて点差をさらに広げた。守備陣は最後までミャンマー攻撃陣に仕事をさせず、無失点。5-0で大勝した。なでしこジャパンは中2日でベトナムと対戦。27日に韓国との一戦を迎える。

●女子アジアカップ2022特集ページ

TOP