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森保Jで“養和出身”超攻撃的SBコンビ誕生!? 左SB務めた中村敬斗「新たな一歩だったと思う」

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ミニゲームで左SBを務めたFW中村敬斗(LASKリンツ)

 キリンチャレンジカップに向けて調整が続く日本代表は12日、合宿2日目のトレーニングで11対11のミニゲームを行い、“養和出身”の超攻撃的両サイドバックがMF久保建英(ソシエダ)ら強力なアタッカー陣を迎え撃った。

 ミニゲームではインサイドハーフに加えて、本職ではない左SBも務めたFW中村敬斗(LASKリンツ)は「新鮮な気持ちでできた。まだまだ新しいポジションで足りないところは多いけど、代表で残っていくためには一つのポジションだけじゃなく、複数のポジションをやれるのも大事。新たな一歩だったと思う」とすがすがしい表情で振り返った。

 この日の最後に行われたミニゲームでは主力組とみられるチームの2列目を久保、MF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(フライブルク)が構成。中村は1、3本目で控え組とみられるチームの左SBに入っていた。中村にとって「ウイングバックはガンバ大阪時代にやったことがあったけど、SBは練習でもあまりなかった」という不慣れなポジションではあったが、「こういうゲームだからこそチャレンジできて、ポジティブに捉えて練習できた」と前向きに受け止めていたという。

 今回の招集メンバーはSBを本職とする選手が少ないこともあり、ミニゲームの布陣には“人数合わせ”の側面もあった。それでも、サイドハーフに高いプレー強度を求める森保ジャパンにおいて、守備に回る場面は腕の見せ所。欧州5大リーグで主力を担うアタッカー陣と対峙できる機会は絶好のアピールチャンスとなる。

 とくに中村はA代表初招集を果たした3月シリーズ以降、所属先のオーストリアで「日頃の練習から代表に残っていくための基準でトレーニングをするように意識していた」といい、そこで掲げていたのが「寄せの部分であったり、インテンシティの部分で普段よりももう一段階上げていく」というテーマ。久保、堂安らとの対峙は貴重な経験となった。

 練習終了後、白熱のミニゲームを振り返った中村は「相手チームの右サイドの久保選手、堂安選手、そして真ん中の選手も常に関わってくる中、ワンタッチ、ツータッチではたいてくるので対応は難しかったけど、精一杯やれたかなと思う」と手応えを語った。

 またこの日、同じチームの右SBを務めていたのはMF相馬勇紀(カサピア)。ドリブルを活かした攻撃力だけでなく守備強度も高く評価され、W杯メンバー入りを掴んだ実績を持つアタッカーだが、中村にとっては三菱養和SCユースの4学年先輩にあたる。

 相馬は合宿前の取材対応で「彼は中学2年生で10番をつけていて、チームのエースとしてやっていたけど、僕からしたらすごく可愛い中学生という感じ。一緒にプレーできるのが楽しみ」と話していたが、中村によるとこの合宿中にも交流を深めている様子。「優しいくていっぱい話しかけてくれるのですごく嬉しい」と笑顔を見せた。

 さらに中村は“超攻撃的SB”を共に構成した相馬について「僕が中学2年生の時に高校3年生で高円宮杯プレミアリーグに出ていた選手で、クラブユース優勝した代で強かったので、憧れというかすごいなと思って見ていた選手。代表の舞台で一緒にやれてよかった」とも語った。この姿勢でアピールを続けていくことで、先輩と同様、日本代表の強力なアタッカー陣に食い込んでいく可能性は広がりそうだ。

 もっともあくまでも本職は攻撃的なポジション。「SBに目覚めたとかはないですけど(笑)」とも強調することも忘れなかった。それでも「普段サイドハーフをやっている中で、SB[が高い位置を取って中に入ってきてくれると、サイドハーフとしてももらいやすい。逆の立場になれたので、サイドハーフとしても新たに得るものがあった」という手応えも胸に代表ウィークを過ごしている。

「素直にめちゃくちゃ嬉しい」と心境を語る2回続けてのA代表招集を経て、ここからは本格的にポジション争いへ。オランダの名門クラブなど移籍の噂も上がっているが、中村は「いろいろステップアップと言われているけど、まだ何もわからない状態。この期間中は間違いなく代表のことしか頭にないので、目の前の一つ一つの練習を100%でやっていきたい」とまずは目の前の環境に集中していく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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