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落選した岩渕真奈らの思いを背負って…清水梨紗と南萌華がW杯へ意気込み「優勝を目指して」

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DF南萌華、DF清水梨紗、DF長友佑都(左から)が都内で行われたイベントに出席した

「ブチさんの気持ちの背負って」――。女子ワールドカップメンバーに選出されたDF清水梨紗(ウエスト・ハム)とDF南萌華(ローマ)が、今夏の戦いに向け決意を新たにした。

 清水と南は13日に都内で行われたスポーツブランド「NIKE」のイベントに出席。DF長友佑都(FC東京)と3人でトークイベントに臨み、「優勝を目指してチーム全員で頑張りたい」(清水)「サッカーをやっていたら誰もが出場したい大会だと思う。昨年から海外でプレーしているので、その成果が出せるように頑張りたい」(南)とそれぞれ意気込みを語った。

 同日発表されたW杯メンバーでは、長年なでしこジャパンの中心選手として活躍してきたFW岩渕真奈が外れるサプライズがあった。

 昨年夏にウエスト・ハムと2年契約を結び、初の海外移籍を果たした清水は、イングランドで生活するうえで、岩渕にはプライべートからお世話になったという。「あまり選手の思いを背負ってと言いたくないですけど、それくらい今までのなでしこジャパンを引っ張ってくれた選手。本当に頑張ってきたい」と言葉を選びながら話す。

 南も「今まで日本サッカーの中心選手としてやってくれた選手なので、その思いもしっかりと持って大会に臨まないといけない」と話すと、「ブチさんだけじゃなく、今まで選ばれてきた選手の中でも選ばれなかった選手がいる。そういった選手の分まで戦わないといけない。本当に身の引き締まる思いです」と気を引き締めた。

(取材・文 児玉幸洋)

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