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シュミット・ダニエルが“第2次森保ジャパン”初勝利を渇望「なんとしても今回のシリーズで」

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GKシュミット・ダニエル

 15日と20日にキリンチャレンジカップを控える日本代表が13日、合宿2日目のトレーニングを行った。練習後には、GKシュミット・ダニエルが報道陣の取材に対応。海外挑戦4年目となった今シーズンを振り返った。

 2019年夏にベガルタ仙台からシントトロイデンに加入したシュミット。1年目から2桁出場を達成すると、シーズンを重ねるごとに出場試合を増やし、昨季はリーグ戦31試合でゴールマウスに立った。ベルギーの地で着実に力をつけると、昨年末にはカタールW杯のメンバーに選出。今年の3月に始動した第2次森保ジャパンでは、正守護神候補としてウルグアイ戦(△1-1)、コロンビア戦(●1-2)の2試合に出場した。

 今季もリーグ戦31試合でゴールを守ったシュミットは、「(リーグ)前半戦の勢いがそのまま維持できれば良かったが、残念ながらそうはいかなかった」と不満げな表情。「もっとチームを助けるような試合を増やしたかった。勝ちに導けた試合があったと思うので残念」と1年間を見つめ直した。

 4月23日にレギュラーシーズンの全日程を終えたベルギー1部リーグ。シュミットは約2か月のオフを、「最初の何週間かはベルギーでしっかり休んで、その後は色々な人をあたりながら、ボールは使わずだが、体と向き合いながら強化を意識してトレーニングを行った」と、この代表活動と来季に向けての準備期間に費やした。

 シュミットは久しぶりのチームトレーニング、ボールトレーニングに「正直、間が空くと難しい」としつつも、試合に向けては「前回(3月)は勝てなかったので、今回はしっかりと結果を求めていきたい。ワールドカップが終わってからの初勝利というのを、なんとしても今回のシリーズで挙げたい」と意気込みを語った。

(取材・文 成田敏彬)

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