“攻撃的3バック”初合流の中山雄太「選手の特徴が出やすいものになっている」
今月の北中米W杯アジア最終予選から日本代表に復帰したDF中山雄太(町田)は、チームで6月シリーズから継続している3-4-2-1の新布陣に今回初合流。左センターバックと左ウイングバックの適性を持つため、想定ポジションについては「どこに入るかはわからない」と明言しなかったが、8強敗退に終わったアジア杯からの課題解決に手応えを感じていた。
中山はアジア杯後の今年3月、当時所属していたハダースフィールドで膝を負傷し、EFLチャンピオンシップのシーズン終了まで公式戦を欠場。その後、チームのリーグ・ワン降格に伴って退団が決まり、今夏からはFC町田ゼルビアで6年ぶりにJリーグを戦ってきた。
町田での活躍が評価され、代表にはアジア杯以来の復帰。6月から新たに導入された“攻撃的3バック”の布陣は今回が初合流となるが、出場機会のなかったW杯最終予選・中国戦(◯7-0)を経て次のように強みを感じているという。
「良さは後ろのラインにしっかり戦える選手がいること。長いボールには単純に1枚増えているので、そこに対して数で優位性が取れるのと、単純に高い選手がもう1枚入っているので守備の部分でより強固になった。どうしてもウイングバックはちょっと長い距離を走るけど、後ろからの陣地回復だったり、ゴール前まで長い距離を走れる選手が揃っているので、逆にサイドハーフよりも高い位置で受けられるのがあるのかなと思う。また中盤は間に立てる選手が多いので、選手の特徴が出やすいものになっていると思う」
またそんな中山自身にとっても、今回のシステム変更は前向きに働きそうだ。所属先の町田では4バックの左CBでの起用が続いているが、ビルドアップ時は3バックのような可変を見せており、近年所属していたズウォレやハダースフィールドでも3バックを経験。4バックの左サイドバックでプレーしていた頃よりも代表と所属先での役割の違いはなさそうだ。
加えてSB経験で磨いてきた攻め上がりの取り組みも「3バックの左でオーバーラップすることも認められているので、そういう違いも出せたり、自分の特徴ともマッチすると思う」と前向き。次の相手は今年1月のアジア杯で対戦したバーレーン。「イメージはできているけど相手ありきのサッカーなので」と過度には意識しない姿勢だが、「試合に入って何がベストか、相手にとって嫌なことを選択し続けられたら」と活躍を誓った。
(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集
中山はアジア杯後の今年3月、当時所属していたハダースフィールドで膝を負傷し、EFLチャンピオンシップのシーズン終了まで公式戦を欠場。その後、チームのリーグ・ワン降格に伴って退団が決まり、今夏からはFC町田ゼルビアで6年ぶりにJリーグを戦ってきた。
町田での活躍が評価され、代表にはアジア杯以来の復帰。6月から新たに導入された“攻撃的3バック”の布陣は今回が初合流となるが、出場機会のなかったW杯最終予選・中国戦(◯7-0)を経て次のように強みを感じているという。
「良さは後ろのラインにしっかり戦える選手がいること。長いボールには単純に1枚増えているので、そこに対して数で優位性が取れるのと、単純に高い選手がもう1枚入っているので守備の部分でより強固になった。どうしてもウイングバックはちょっと長い距離を走るけど、後ろからの陣地回復だったり、ゴール前まで長い距離を走れる選手が揃っているので、逆にサイドハーフよりも高い位置で受けられるのがあるのかなと思う。また中盤は間に立てる選手が多いので、選手の特徴が出やすいものになっていると思う」
またそんな中山自身にとっても、今回のシステム変更は前向きに働きそうだ。所属先の町田では4バックの左CBでの起用が続いているが、ビルドアップ時は3バックのような可変を見せており、近年所属していたズウォレやハダースフィールドでも3バックを経験。4バックの左サイドバックでプレーしていた頃よりも代表と所属先での役割の違いはなさそうだ。
加えてSB経験で磨いてきた攻め上がりの取り組みも「3バックの左でオーバーラップすることも認められているので、そういう違いも出せたり、自分の特徴ともマッチすると思う」と前向き。次の相手は今年1月のアジア杯で対戦したバーレーン。「イメージはできているけど相手ありきのサッカーなので」と過度には意識しない姿勢だが、「試合に入って何がベストか、相手にとって嫌なことを選択し続けられたら」と活躍を誓った。
(取材・文 竹内達也)
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