リーガ・エスパニョーラは9日、第27節を行い、首位バルセロナはホームで最下位のデポルティボと対戦し、2-0の完封勝利を飾った。12日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦・ミラン戦を見据えてベンチスタートとなったFWリオネル・メッシだが、途中出場でリーグ戦17試合連続ゴールを記録。クラシコ連敗の嫌な流れを断ち切り、ミラン戦につなげた。

　2月26日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝第2戦、今月2日のリーガ・エスパニョーラ第26節と続いたレアル・マドリーとのクラシコ2連戦で2連敗したバルセロナ。2月20日の欧州CL・ミラン戦(0-2)を含め、最近公式戦4試合で3敗を喫していたが、1週間空いた仕切り直しの一戦で勝利を飾った。

　12日の欧州CL・ミラン戦を見据え、メッシ、MFアンドレス・イニエスタ、MFセルヒオ・ブスケツ、DFジェラール・ピケらがベンチスタート。立ち上がりからゲームを支配しながら決め手を欠いていたが、前半38分、DFダニエウ・アウベスの右クロスにFWアレクシス・サンチェスがヘディングで合わせ、先制点を奪った。

　1-0で折り返した後半も攻めあぐねる展開が続く。後半17分にメッシ、22分にはイニエスタを投入。同29分、イニエスタのミドルシュートをGKが弾いたボールをメッシが押し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。

　それでも後半43分、メッシがドリブルで左サイドから中に切れ込み、右サイドのサンチェスに預ける。そのままゴール前に走り込むと、サンチェスからのリターンパスを左足チップキックで浮かせ、鮮やかにゴールネットを揺らした。メッシのリーグ戦17試合連続ゴールで2-0。守備陣も公式戦14試合ぶりの無失点に抑え、逆転での8強入りを目指す12日の欧州CL・ミラン戦へ弾みを付けた。

---

▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2012-13特集