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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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Jリーグ開幕!&英カーリング杯
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

 いよいよ今週末からJリーグが開幕ですね。各誌、各サイトでも順位予想や今シーズンの展望等がされているようで、当サイトでも予想コーナーが有ります。すごい面白いので皆さんチェックしてみて下さい(コチラ)。まあ僕にはそのオファーがなかったので、この場で勝手に簡単にちょいとだけ触れたいと思います。

本命-鹿島
対抗-ガンバ、川崎
大穴-清水、浦和、、、、

 うーん、ごくありきたりな予想になってしまいますがセルジオさんも述べているように、去年から大幅に戦力を上げる補強に動いたチームが見当たらないというのが大きな理由ですね。
強いてあげればガンバが経験豊富な選手をきちんと押さえながらユースからも期待の新星「宇佐美貴史選手」トップ昇格という判断をした所ですかね。鹿島「大迫勇也選手」、浦和「原口元気選手」らとともに非常に注目される選手になってくると思いますが、あくまでルーキーという事を忘れないようなマスコミ報道を期待したいと思います。

 海外でも若くから注目を集めすぎて大成できなかった選手が結構います。一方きちんと結果を出し続け、成功したと言われるような選手のそばには、必ずと言って良い程『まだ若いんだからチヤホヤしすぎないでくれ』と苦言を呈する監督やチームスタッフの存在があるように感じます。
 そういった指導をしていると僕が感じる監督の一人がアレックス・ファーガソン(マンチェスター・U監督)。
 ルーニーしかり、C・ロナウドしかり素晴らしいキャリアを積み上げて行ってると思うのですが、ここからが今回のコラムで触れたかった本題です。

 先日行われたイングランド・プレミアリーグのリーグカップ『カーリングカップ決勝』。対戦カードは先程も触れたアレックス・ファーガソン率いるマンチェスター・ユナイテッドVS昨年の覇者トッテナム・ホットスパーズ通称スパーズ。日曜の夜中でしたが熱い戦いを期待し、翌日の仕事そっちのけで観戦した方も多く居たと思います。
今季の成績やチーム状況を踏まえると、どうみてもマンU優位は動かなかったと思いますが、やってみないと解らないのがワンマッチで決まるカップ戦の醍醐味でしょう。
 実際立ち上がりから主導権を握ったのはスパーズ。特にスパーズ右サイドのレノンは、大抵の場面で勝負をしかけて、なおかつ勝ち、多くのチャンスを作っていました。しかし最後の所でゴールを許さないマンUは流石という所でしょう。そのまま勝負は延長でもつかずPK戦へ。

 このPK戦、第二GKのマンUベン・フォスターが、スパーズ最初のキッカーのキックをしっかり読んで止めた事により、勢いに乗ったマンUが結局4-1で勝利して優勝カップを掲げる事になったわけです。

 その後明かされたのですが、なんでもマンUのGKフォスターは、PK戦前にコーチが編集したi-Podで相手キッカーのこれまでのPKを確認。それにより最初のキッカーオハラのキックの癖を見て止めたらしいのです(それを報じた記事)

 スパーズファンからすれば、「ちょっとそれありなのー」となってしまいそうですが、ルール的には有りみたい。日本人的感覚からすればなんだか汚い気もしなくもない、、、。
 しかしこの件が示すように、サッカーにおいてもいかに情報が大切かという事。PK戦にかぎらずにです。ルールが許す範囲を活用し、近代文明を上手く取り入れたのは僕はとても素晴らしい事だと思います。これからはひょっとすると、交代選手にもIPOD使って戦術説明するとかも出てくるかもしれませんね。ホワイトボードに手書きで説明するのと、動画で説明では動画の方が多分解りやすいはずですし。

 ハイテク機器の介入をどこまで許すのかは、今後サッカーというスポーツの発展の仕方を大きく左右していくと思いますので、柔軟に取り入れ活用するチームが一歩勝利に近づいてくという事もあるかもしれませんね。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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