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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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たら・れば
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

先日のW杯予選で日本は1-0での勝利を飾りました。

これによって最後まで分からないとは言いつつも、現実的にはほぼW杯の出場権を獲得したと言えると思います。油断大敵という言葉はありますが残り3試合で勝ち点を3つ積み上げれば確定です、つまり6/6に行われるウズベキスタン戦に勝利すれば2試合を残して決められるわけですね。

次でサクッと決めて残り2試合を準備と割り切り、新戦力をテストするのが良いのか、グダグダにもつれたがそれによってメンタル的にも強くなるのか、どちらが日本にとって良いのかは数年後になるまでは解らない事。後付けで語るより現在から未来を見た方が、より建設的であると頭では自分自身分かってはいるんですけどねえ。

勝負の世界で「たら・れば」は禁句だけど、これほど言いたくなるスポーツも珍しい。良く言われますよね「最初の決定機が決まってい『たら』」……そう、禁句なのは解っているけどすごく使い勝手がよくて気持ちを代弁してくれる魔法のような言葉が「たら・れば」なんです。

先日の代表戦、スポーツにおいて最も重要な「結果」というものは出せたと思う。
しかしながら、どうにもスッキリしなかった人が僕の周り、世論も含めて少なくないように感じます。

打てそうな場面で打たなかったり、大事に行き過ぎてるという印象をどうしても受ける。マイボールを大切にするのは大事な事だと思うのですが……多くの選手から受けた印象が打って外しちゃっ「たら」とか、勝負をしかけて取られちゃっ「たら」とか、虎視眈々とゴールを狙ってボールを回しているというより、何か責任逃れをしているように見えると感じた人が多かったのでは?

結果的に入ったゴールはFKでしたけど、それまで打てそうな所で打たないで奇麗に崩そうとしてたのが上手く行かなくて、FK打ったら相手に当たってコースが変わり入ってしまったのには、皮肉にすら感じてしまいました。勿論、キッカーが俊輔だからこそ相手の壁の選手もあれだけ身体を投げ出してくれたんだとも思いますが。

岡田監督のコンセプトは「全員攻撃、全員守備」なんだから全員が俺が決めてやるといった気迫を感じさせて欲しいものです。どんなに泥臭くても、どんなに奇麗でも、どんなにスーパーでもゴールはゴール同じ1点ですよね。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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