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　W杯予選、突破を決めた後の2試合がどうにもすっきりとした結果が得られず残念な気持ちです。

　オーストラリアは相手の選手達が所属するチームから見ても、世界的な評価からいけば日本より格上と思われている事でしょう。しかしオーストラリアがやってきたサッカーって僕的には非常に退屈で、とてもじゃないけど良いサッカーとは思えないです。その相手に負けたのが余計に悔しい。

　そしてこの試合で選手層の薄さも露呈してしまったように思います。
　日本はキーマンと呼べる4選手(中村俊輔、遠藤保仁、中澤佑二、長谷部誠)を欠いていたわけですが、こういう時にこそ出場機会を得た選手達は、自分達がやれるという事を見せるチャンスだったと思うんですが、残念ながらそこまでの結果は得られなかったんではないでしょうか。

　Jリーグも再開した事だし各選手頑張って欲しいですね。そんな中、少し明るい兆しが見えて来た選手が一人います。それは浦和レッズ所属の高原直泰選手です。
　中断期間中のナビスコカップ予選では2試合連続ゴールを決めており、中断明けのマリノス戦ではレッズ自体は完敗だったものの、身体のキレやトップスピードに乗るまでの初速の速さなどかなりコンディションが良さそうな印象です。後はリーグでゴールという結果を出し続けていけば、代表に選ばれるべき選手だと思うので僕は期待したいですね。ただしあれだけのネームバリューのある選手ですので代表復帰ともなると、又変に騒がしくなってしまうと思いますので、その時期は慎重にやって欲しいと思います。

　これから1年の間にどれだけの強化が出来るかは勿論未知数だと思いますが、いまだ呼ばれていない海外組もいますし、まだまだ日本が劇的に化ける可能性は秘めてると思う。強化プランをしっかりともって監督、協会がきちんと話合いながら進めて行って欲しい。

　この大事な1年をきっちり過ごす事で日本にとってのW杯成功を是非掴んで欲しいと思います。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。