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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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レアル・マドリー
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

 さてさて例年にはない活発(というか1つのチームがかき乱してる?)なオフシーズンを見せているヨーロッパ。ビッグネームの動きが沢山ある移籍市場ですねぇ。

 まぁ主役は、なんといっても『レアル・マドリー』。莫大な移籍金を積んですさまじい補強を続けております。
 ベンゼマ(フランス代表)、C・ロナウド(ポルトガル代表)、カカ(ブラジル代表)、アルビオル(スペイン代表)。前から後ろまでまんべんなくといったところですね。さらに今日入って来たニュースによると司令塔にセスクを狙ってるなんていう話まで出ている。イメージ的には、なるべく良い状況でロナウドとカカに配球していきたいといったところですかね。

 最近では見られなかった高額移籍金だけに、各チームの代表達からは多くの苦言が出ているのもこれまた事実。それもそのはず、レアルが提示している金額が基準になってしまったら他のチームはお手上げですから、いかに正常な金額では無いという事をメディアを使って外に発信しているのでしょう。

 カカ、ロナウドの入団イベントでは、多くのサポーターが駆けつけ大変盛り上がったそうですが、皆さんのまわりはいかがでしょうか?
 実際、僕のまわりで聞かれる声の多くは『それで勝てるなら苦労しねーよ』といった声が多いです。それもそのはず、今回の移籍市場を活発にしてるレアルの『ペレス新会長』。この会長こそが、以前にもレアルでスター選手だけでは勝てないという事を証明してしまっているからです。

 前回の任期時に言われた銀河系スター軍団(ジダン、ベッカム、ロナウド、ロベルト・カルロス)。経済の面では大成功だったようですが、チャンピオンズリーグなどで欧州の主役になる事は出来なかった。そのころ言われたのは、中盤で地味ながらも相手のチャンスを潰し、献身的にチームに尽くしたマケレレをあっさり手放してしまったからと多くの関係者も認めていた。そのころと似たやり方を今回も取っているように見える。少なくとも来シーズンはまだ無理だと見ている方が多いと思うが、僕も同意見。

 しかしながら気になるのがロナウド、カカともに「会長とこのプロジェクトを成功させたい」と発言した事。『プロジェクト』って? それを達成する為に何故にここまで今年急がねばならなかったのか。バルセロナを主役から引きずりおろすには、もっと時間をかけてチーム作ってかないと無理なんじゃないのかと思いますが、答えは以外と簡単なところで「来季のチャンピオンズリーグ」これだと思います。
 来季のチャンピオンズリーグ決勝戦が行われるのが「サンチャゴベルナベウ」。そう、レアルのホームスタジアムなんですね。ここでビッグイヤー(優勝トロフィー)を掲げて世界中にレアル・マドリー復活を宣言したいのではないでしょうか。その為に物凄い動き方をしているとしか思えない。前回、会長だった時は1年にビッグネーム一人獲得といった方針だったのが、今回飛ばしているのはこういう事もあるんじゃないかな。来季チャンピオンズリーグのレアル戦で、「疑惑の判定」が出ない事を切に願いたいと思いますね。

 まぁあくまで憶測で書いておりますが、もしペレス会長がここに書いてあるようなシナリオを思い描いているなら、それこそまわりのチームは『金でビッグイヤーが買えるわけねーだろ』といったプレーで粉砕して欲しい。

 とはいいつつも、やっぱりカカとロナウドが一緒にプレーするのは想像しただけでワクワクしてしまいますね。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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