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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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レアルとバルサ
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

先週のリーガ開幕によりヨーロッパ主要リーグも全て始まりましたね。

注目のレアル(R・マドリー)とバルサ(バルセロナ)は揃って白星発進でしたが内容には大きな差があったと感じました。
レアルの方はまだまだチームが出来ていない感じ。ということはこれから上乗せ出来る部分が非常に多いともいえるので、シーズンが進むにつれてどんどん強くなってくれる事を期待したくなります。ビッグイヤー獲得なるのかは、これから次第といった所でしょうね。

一方のバルサ、こっちはもう強すぎでしょう。
イニエスタ、メッシ、アンリ抜きでも十分でした。前半終了時のポゼッション率が72%でしたからね。
相手からしたら悪夢のような2時間だった事でしょう。バルサでの注目はやはりイブラヒモビッチだと思うんですが、まだまだ浮いてましたね。イブラヒモビッチがフィットしてくるとどこまで強くなるのか想像もつきませんが、この点についてはレアルがチームとして成熟していくよりも大変な気がします。

というのは、後半3-0になってもう勝負はついた所で、自陣深くからシャビのピンポイントロングパスがイブラヒモビッチに通ったシーンがありましたが、トラップすればキーパーと1対1という絶好のチャンスにダイレクトで後ろから抜けてきたケイタにパスを選択。それでそのパスがミスパスになってしまい追加点のチャンスを潰しちゃったんですけど、その時画面上に映されたシャビはもの凄く怒った顔をしてたんですね。以前インタビューでシャビは、イブラヒモビッチはもっとバルサのサッカーを理解しないといけないというような事を言ってたんですが、こういうシーンで確実に決めていかないといけないし、1点とれた事で満足してはいけないといったような厳しさの部分だと思うんです。そういうメンタルの部分って一番難しい所だと思うので今年のイブラヒモビッチは大変だろうなと思います。
とは言ってもダントツの優勝候補という事に変わりはないので、勝ちながらフィット出来るようになってくるととんでもない事になるでしょう。

チャンピオンズリーグに各ヨーロッパリーグと、サッカーファンにとって寝不足の続く嬉しい時期の到来ですので、自分もこれからバッチリ気合を入れて観戦していきたいと思います。

そして今シーズンに大きく期待をしている選手の一人に、このゲキサカでコラムを書いている松永祥兵選手をあげたいと思います。現在シャルケ04のサテライトチームで日々頑張っているという事ですが、今年は是非トップチームに定着して欲しいですね。松永選手のコラムに度々登場してくる小野伸二選手が近くにいてくれるというのも相当な追い風になると思います。
小野選手はテクニック面が取り上げられる事が多いけど、彼の本当の魅力はメンタル面だと僕は思ってます。数年前、浦和レッズのとある選手と食事をした時に聞いた話ですが、その選手はレギュラーだったのですが数試合ほどスタメンを外され精神的に気持ちが切れてしまう寸前までいったそうです。その時、小野選手も同じような状況で日々のトレーニングに臨んでいたわけですが、決して腐らず明るく練習に向かう小野選手の姿を見てその選手も頑張れたそうなんですね。選手にとって試合に出れない事は一番辛いはずですが、そういう状況でも戦う事の出来る先輩が近くにいるという事は必ずプラスになると思う。そして小野選手も今はポジションがなかなか取れずに苦戦していますが、きっとやってくれると信じています。


※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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