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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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気持ち
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

W杯出場32ヶ国がいよいよ出揃いました。
前回のユーロで奇跡のような逆転劇の連発を見せたトルコや、走るコンビネーションサッカーで世界中にインパクトを与えたロシアが出場を逃してしまったのが個人的には残念な事なのと同時に、あのフランスでさえプレーオフに回らなければならない点や、アルゼンチンすらも落ちかけてしまった事を考えると、やはり世界の舞台の常連になる事は凄い大変な事なのだと改めて思いました。

今、日本は3大会連続で出場出来てはいますが、未だ世界に対してインパクトを残せてはいないのが現状だと思う。日韓共催の時は決勝トーナメントに進む事は出来ましたが、お隣韓国がベスト4まで進んでしまった事や、いわゆる世界の超強豪国とは対戦する事がなかった為、どうしても不完全燃焼感が残ってしまいます。
そしてドイツ大会は惨敗だったと言える切ない結果。選手の自主性を掲げ、選手を信じる事で力を引き出そうとしたジーコ監督でしたが、その想いが良い形で返ってくる事はなかったですね。これまで出られてきた大会中、最高のタレント揃いと言われていただけに、落胆の度合いも比例して大きかった。

初出場の時に初めて世界を知り、2度目のホーム開催では地の利を受け、3度目には本当の世界の壁というものを見せられたわけです。4度目の今回はそろそろ日本が世界に4大会連続出場している事の意味をアピールしてもいいんじゃないかと思います。各誌やテレビで辛口な事を唱えてる方達(ワイドショーなどは除く)も、日本が強くなる為にしなければいけないと感じている事を声に出しているだけで、悪意などはなくサッカーが好きだからこそ出る辛口です。

辛口と言えば当サイトで連載中のセルジオさんもそうだけど、まだ熱い男がいます。過去から現在まで沢山のモノを日本サッカー会に還元してくれているラモス瑠偉さん。今リアルタイムでビーチサッカーW杯の日本代表監督としてドバイで戦っているわけですが、現在グループリーグを全勝で決勝トーナメントに勝ち上がりました。
そこでラモスさんの試合後インタビューですがこれが良い。『相手がブラジル(スペインに決まりました)だろうが関係ない。ウチに勝ちたいなら120%の力で向かってこないと勝てないぞ』といったコメントが出ていましたが、これを選手達が聞いたらモチベーションもかなりあがる事でしょう。こういった闘志を前面に出してくれる事で盛り上がっていける部分も多々ありますよね。

色んな場面(仕事や学校等)でも使われる『気持ちだけで勝てたら苦労しない』。
そうかもしれないけど気持ちの無い所に最終的な勝利は降りて来ないと常々僕は思っていますので、南アフリカで気持ちの面でも爆発し躍動する日本代表を心から見たいと思います。

抽選はこれからですがどんな強豪国と当たろうとも、気持ちの面からまずは敗者にならぬよう皆さん応援していきましょう。


※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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