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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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J最終節を前に
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

長かったシーズンも残すところ、あと1節のみとなったJリーグ。優勝の可能性を残すのは首位鹿島と、それを勝ち点2差で追う川崎の2チームに絞られました。

序盤は圧倒的だったものの中断開けから失速してしまった鹿島ですが、よくぞあそこから立て直してきたものだと感心してしまいます。
現在首位ですので勝てば勿論優勝なわけですけど、今回の条件が意外と厳しく、川崎が勝った場合、鹿島は引き分け以下で駄目です。
そして川崎の相手は降格の決まっている柏、鹿島は浦和と共にアウェイでのゲームになります。

ちなみに開幕戦と同一カードでの対戦で川崎は1-1ドロー、鹿島は2-0で勝利しているのですが、はっきりいって開幕時と今とでは全く状況も違えば、今季伸びた選手や戦術面での上乗せ分がありますので全然参考にならないと思われます。

置かれている状況としては川崎は勝利が絶対条件だけど、よくある何点差以上での勝利と言った事はないのでゲームには入りやすいでしょうね。逆に鹿島は(川崎が勝つと)引き分けだと駄目になってしまう状況もあったりと、こちらの方が難しい状況に置かれていると思う。勝てば良いというのは当たり前なんだけど、アウェイだし場所が場所ですからね。鹿島を迎え撃つ最大の敵は、目の前での胴上げを絶対阻止したいと思ってる浦和サポーターかもしれません。ここでリズムを崩したりすると、本当に何が起きるか分からなくなってくると十分考えられるが、そこで出てくるのが鹿島のチームとしての経験値だと思います。若手中堅ベテランがそれぞれ積むべき経験をしっかり積んできてるチームですから、この大一番でも最大限の力を発揮してくるとは思うのですが、どうなる事かは蓋を開けてみないとわからないですね。今年での退団が報じられ、海外からもオファーがきている田中マルクス闘莉王選手にとっては、もし来年海外でやるのであれば国内最後のゲームになるわけで、人1倍日本に感謝している彼がすんなりと負けるとはあまり思えないんですよね。鹿島対浦和のキーマンは、闘莉王選手と浦和サポーターとそれらを相手にどうゲームを作るかの小笠原選手と考えながら見てみたいと思います。ちなみに6年程前にも最終節での鹿島の胴上げを阻んだのも浦和というデータを付け加えておきますね。

何にせよこの日は試合展開によっては順位がめまぐるしく入れ替わる日。それこそ90分優勝の位置にいても残り1分で全てが変わる事も十分ありうるからなぁ。
最後までめまぐるしく順位が最終節に変わるような展開になったのも、各チームの日程や代表選手のコンディションなど様々な要素がからんでの事。1年間の全てが決まるこの日の90分は見てる方も目一杯楽しみましょう。


※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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