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ニュージーランド(OFC)
W杯出場:7大会ぶり2度目
最高成績:GL敗退
W杯戦績:3敗

　それまでオセアニア地区では無敵だったオーストラリアのアジア転籍により、82年W杯以来7大会ぶりの本大会出場を果たしたニュージーランド。前回のW杯ではブラジル、ソ連、スコットランドというW杯の常連と同組になり、3戦全敗で大会を後にしている。今大会も前回王者イタリア、4大会連続8度目の出場となるパラグアイ、そしてチェコスロバキア時代に8度の本大会出場を経験しているスロバキアと、W杯の常連と同組となった。

　ニュージーランドは今予選、アジア5位のバーレーンとの大陸間プレーオフを勝ち抜いて予選突破となったが、過去、大陸間プレーオフから予選突破を果たしたチームは、肝心のW杯では精彩を欠くことが多い。74年W杯以降、大陸間プレーオフから本大会に進んだチームは06年W杯まで全10チーム。そのうち、GL突破を果たせたのは4チームあるが、その全てのチームがベスト16で敗退している。この「法則」でいえば今回のニュージーランドも準々決勝進出は厳しいといえるだろう。

　なお、ニュージーランドはラグビーが盛んな国。今度の10年W杯では奇しくもラグビーW杯での優勝経験がある4ヵ国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、イングランド)が出場する史上初の大会となる。

74年W杯以降の大陸間プレーオフ突破チームの本大会成績
74年W杯
チリ:GL敗退
78年W
ハンガリー:GL敗退
86年W杯
スコットランド:GL敗退
90年W杯
コロンビア:ベスト16
94年W杯
アルゼンチン:ベスト16
98年W杯
イラン:GL敗退
02年W杯
アイルランド:ベスト16
ウルグアイ:GL敗退
06年W杯
オーストラリア:ベスト16
トリニダード・トバゴ:GL敗退
10年W杯
ニュージーランド:???
ウルグアイ:???

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(コラム担当　宝田雅樹)