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ピッチに恋して by 松原渓

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ワールドカップ
by 松原渓

ワールドカップは間もなくグループリーグ3戦目に突入しますね!
寝不足が続いている方も多いのでは・・・私もほとんどの試合をライブで観ていますよ☆

試合前の各国のサポーターが様々に着飾ったスタジアム周辺の賑わいや、色とりどりのスタンドにワールドカップの華やかさを実感しながら、4年後は絶対に現地に行こう!と気持ちを新たにしました。
それにしても、GL第一戦から「波乱」が連続してますね…。

抽選の段階では決勝進出を確実視されていた前回準優勝のフランス(グループA)は、すでに1敗1分で、自力で勝ち上がる可能性が消滅。(しかも、アネルカ選手の強制帰国(?)をめぐるチーム分裂など、ただならぬ空気が…)

優勝候補イングランドも、ルーニー選手を擁する強力な攻撃陣は1ゴールしか上げられず、勝ち点2で当落線上。グループDのドイツはセルビアにカウンターからの一発で敗れ、グループEの前回王者イタリアは、FIFAランク78位のニュージーランドに引き分け、最大の誤算は、グループHの「無敵艦隊」スペイン。前回のユーロでパスサッカーで世界を魅了した攻撃は、注目の初戦では華麗なパス回しこそ見られましたが、スイスの堅守の前に完封負け……シュートを決めるか決めないか、最後は選手次第。リッピ監督やエリクソン監督の、何が起きているんだ・・・という憮然とした表情も印象的でした。

スペクタクルなサッカーを貫くチームの苦悩を見るのはもどかしく感じる一方で、ジャイアントキリングの連続を楽しんでいる自分もいるんですけどね♪
FIFAランキング下位の日本にもチャンスがあるということですからね。

さて、そんな中、われらが日本代表は2試合を終えて1勝1敗。
カメルーン戦の勝利は盛り上がりましたね~!予想が当たったのも嬉しかったです♪(詳しくは2回前の記事参照☆)

初戦はカメルーンの不調に救われた部分もありましたが、サイドを生かした攻撃、人数をかけた守備はよく機能していました。出た選手は90分間全力で守備をし、走りきる。これまでのポゼッションを念頭に置いた”アジア仕様”から守備を軸にした”世界仕様”の戦い方にうまく対応できたことも、やはりこれまでやってきたことの積み重ねですね。ただ、オランダを苦しめながら勝ちきれなかったのは、やはり同じ形で善戦したイングランド戦と同じで、大舞台での経験、特にヨーロッパの強豪国とのマッチメイクの必要性も実感させられました。

次のデンマーク戦は引き分け以上で決勝トーナメントに進出が決まりますが、決勝トーナメントの舞台でしか得られないものを掴んでほしいと思いますし、その先に何があるのか、ぜひ見たいです。うまくいけばベスト8で対戦するスペインとの試合を観たいですね…!

夢のような1ヵ月間。
一試合一試合が、各国にとって、その国のサッカーの流れを変える一戦。そう考えると、寝不足の日々も苦にならないものです♪

※本コラムは毎週月曜+αの更新予定です。このコラムの感想をこちらまでお寄せください。

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