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　ラトビア戦は日本代表にとっての新年会、お披露目だけの試合だった。全然ワクワクしなかった。今年の初戦を白星で飾るのにはふさわしい相手。でも今の日本代表が戦う相手としてはプアすぎる。強化としては後で役に立つとは言えないし、こういう弱い相手とやるのは意味がないと思う。

　メディアの報道は本田の得点とか、香川がアシストしたとかが中心。ボクが読んだ限りではヒーローの岡崎が一面だった新聞は1紙しかなかった。試合のヒーローよりも他の選手が取り上げられているのは、その程度の試合だったということだ。

　同じ6日に韓国はロンドンでクロアチアに0-4で負けていたよね。ボクは弱い相手とやるよりも、次につながるのであれば強豪とやって負けてもいいと思う。でも日本は難しい相手とはやりたくないから避けているように見える。ブラジルはイングランドで、アルゼンチンはスウェーデンで試合をしていた。南米のチームがヨーロッパに出てきて試合をしているのに、なんで日本はやらない?　

　ボクは見ていてアイドルのコンサートっぽいと思った。どんな内容でもお客さんは拍手をくれるし、写真を撮ってくれる。お客さんは自分のアイドルを見て、喜んでくれて、興行にはなっていた。でも、ふつう、前半のあの内容だったらブーイングだろう?　去年、フランス、ブラジルと戦って、差を見せつけられて、日本はまだまだということが分かったんじゃなかったのかな。あの2試合からラトビア戦でどう変わったのか見えない。アジアレベルの相手では物足りないと言っても、アジアよりも弱い相手を連れて来ていたら全く身にならないよ。多分、日本人は誰もラトビアの選手の名前を覚えていないだろう。親善試合というよりも日本代表のお披露目。だから日本代表のコンサートだと思うんだ。

　日本は南アフリカでのワールドカップでベスト16に入った。それより上を目指すのだったら、それにふさわしい4年間を送らなければいけないよ。弱い相手とホームで戦ってばかりいても、強化にはならない。それでは4年前の繰り返しだ。3月26日にはアウェーでヨルダンとワールドカップ予選を戦う。まずこれに勝ってワールドカップの出場を決めてもらいたい。その後、ワールドカップで勝つために、日本サッカー協会がどのようなプログラムを組むか楽しみだよ。