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セルジオ越後の越後録 by セルジオ越後

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ウルグアイ戦。盆休み前に楽しい盆踊りになればいい
by セルジオ越後

 キリンチャレンジカップのウルグアイ戦が14日に行われる。コンフェデのような緊迫した中でなくても、いい相手とできる期待がある。選手は6人交代。今までのメインメンバーの中で、東アジアカップで這い上がってきた柿谷や豊田がどのようなプレーをするのか見ることになる。もうひとつ、コンフェデで3連敗して、悪いイメージのまま帰ってきたチームが、ここでどうなるのか、注目だ。
 
 コンフェデ、東アジアカップで日本代表の課題は改善されなかった。特に守りの課題は解決されていない。韓国戦は勝ったけれど、引いて守って昔の日本代表のような試合。8-2で押し込まれた。あれではワールドカップでは通用しない。

 守りについてはコンフェデの時も問題があったけど、東アジアでこれに代わる選手が出なかった。今更闘莉王や中澤を呼ぶことはないだろう。ウルグアイ戦で少しでも解決の方向へ向かないと心配だね。

 ザッケローニ監督はこれまでメインチームに新しいメンバーを組み込んでいくということをやらなかった。彼は日本代表を勝たせることを目的にお金をもらっている。日本サッカーの将来のためということはない。若手を伸ばそうということもない。だからメンバーを固定してやってきた。でも、それが影響して次の選手が伸びてこなかった。1年切ってから慌てて新しい選手を入れていくのは遅いと思う。

 ウルグアイ代表がどのくらい本気で来るのかは分からない。彼らはこの後、南米予選がある。どこまでやってくれるか。暑い日本ではどうかなと思うけれど、交代枠は多いので、日本にとってワールドカップのシミュレーションになることを期待したい。本田、香川、長友、仙台のファンたちが期待する“スター”たちがやってくる。見通しの悪い、暗い試合にはなってほしくない。勝ってワールドカップでも勝てるような勘違いはしてほしくないけれど、盆休み前の楽しい盆踊りになればいいね。

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