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　日本代表の2013年は最後だけ見ればよかったけれど、全体的に総括したらよくなかった。確かにオランダ、ベルギーの最後の2連戦はいい形で終われたと思う。でも、今の日本はW杯へ行くだけでは喜んでいられない。やれやれアジアを突破して期待していたコンフェデでは完敗。その直後の親善試合ではホームでウルグアイに全く歯が立たなかった。10月の欧州遠征では連敗したことでメディアがようやく重い腰を動かして、監督更迭と言い出した。それでようやくザッケローニ監督に火がついたそんな1年だった。

　日本のサッカー界が萎んできているのは間違いない。Jリーグは最後だけ盛り上がったけれど、社会的にほとんどニュースにならない。香川は不調だったし、海外組も活躍していない。本田の0円移籍で騒いでいるのが現状だ。手倉森監督のオリンピック代表はもうメンバー発表されてスタートを切っているのに、誰も知らない名前ばかりだから全然話題にならなかった。オリンピック代表だよ?　日本代表を除くと、本当に年々注目度が下がってしまっている。Jリーグはアップアップになっているのに、人気が下降している状況や財政的にギリギリのクラブのことを真実じゃない報道で「大丈夫、大丈夫」と誤魔化していないか。みんな上手く行っていると思っているけれど、本当に上手く行っている?

　サッカー界が持っている財産は崩れてきている。日本にサッカーの文化が定着するためには国内リーグであるJリーグが絶対に盛り上がらなければいけない。海外組が振るわない今、ワールドカップ以外に何でワクワクする?　代表を除いたら何でワクワクする?　これが今の日本。それが切れたら何も残らない。そう考えると、日本にとって2013年はエネルギッシュな一年ではなかった。もう来年のワールドカップ頼み。周りが危険な状況を見て見ぬふりしてどんまい、どんまいと言っている間はダメだ。ワールドカップを機会に日本のサッカーをもっと社会的にも盛り上げなければいけない。ワールドカップの日本代表メンバー争いとか注目度を上げる要素はまだまだある。これでJリーグが盛り上がらず、代表もコケたら、どうなるか心配だよ。

みなさん良いお年を。