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オシム式

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オシム式 その3 人体実験

 アテネ五輪監督山本昌邦さんのコラムが報知新聞で始まった。「千葉合宿は3日間ずっと負荷が高かった。前日もみっちり練習したせいもあり、通常よりも早く足が止まった。だが、苦しいときに何ができるかをオシム監督は見ているような気がした」(8月10日報知新聞)

 山本さんは千葉の合宿を3日間見た。「アテネ経由南アですかね(笑)」教え子たちの小気味よいプレーに「人もボールも追いこしていく」サッカーに戻ったことをほっとしているようだった。

 山本さんが指摘しているようにオシム監督はものすごい負荷をかけて選手たちを「足が止まる選手」と「長持ちする選手」に選別する人体実験を行ったようだ。“選手はメディアやファンの評価で決めるのではない、私が検査して使えるかどうかを決める”ということだ。

 後半に足が止まりだした。後半11分山瀬交代。後半15分坪井交代。後半21分我那覇交代。後半29分長谷部交代。後半41分三都主交代。

「修羅場のとき力の発揮できる選手」を探す残酷なまでの人体実験が始まった。

<写真説明>8月9日、トリニダード・トバゴ戦。鋭い眼光で戦況を見つめるオシム。

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