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[クラブW杯]バルセロナに挑むアルサッド、「魔法が使えれば…」

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 世紀の番狂わせを起こせるか。15日のクラブW杯準決勝でバルセロナ(スペイン)と対戦するアルサッド(カタール)のFWニアンは「私にとってもチームにとっても、バルセロナと試合ができるのはとてもビッグなことだ。こうした大会でこんな試合ができるのはボーナスだ」と言った。世界No.1を決める公式大会で、世界最強の呼び声高いバルセロナに挑む。選手のキャリア、クラブの歴史、さらにはカタールという国にとっても、これほどの機会はめったにない。

 試合前の下馬評は言うまでもない。だれもがバルサが勝つと思っている。アルサッドのフォサーティ監督も「自分たちがバルセロナよりも弱いことは知っている。バルセロナの方が優勢だろう。そのことに反論する人はいないはずだ」と認める。しかし、簡単に引き下がるつもりはない。

「私に魔法が使えればいいが、自分たちは自分たちのプレーを見せることに集中し、実力に応じたものを披露したい。チャンスはあると思っている。自分たちの最高のプレーを見せ、バルセロナを苦しめるつもりでいる」

 バルセロナにひと泡吹かせ、世界をアッと言わせる。指揮官は「サッカーは何が起こるか分からない。勝つ可能性は低いだろう。しかし、可能性は残っている。可能性があるなら、その可能性に向かって前進するだけだ」と力強く語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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