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[クラブW杯]謙遜の奥にのぞく自信、サントス監督「世界一はバルセロナ」

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 サントスは17日、試合会場の横浜国際総合競技場で公式練習を行い、バルセロナとのクラブW杯決勝に向け、最終調整した。練習前に公式会見に臨んだムリシー・ラマリョ監督は「常識的に言えば、世界一はバルセロナだ。バルセロナの力をなめてはいけない」と相手を尊重したうえで「ただ、我々にも夢がある。バルセロナに勝つという目的もある。世界一のチームは間違いなくバルセロナだ。それは認めないといけない。しかし、バルセロナを驚かせたいという夢を持っている」と静かに闘志を燃やした。

 会見冒頭では、苦戦を認めるような謙遜する言葉が続いたが、指揮官の本音は違う。会見も終盤に入ると、「私は言葉で皆さんを誘導するタイプの監督ではない。自分のスタイルはみんな分かっていると思う。言葉ではごまかしは利かないだろう」とニヤリ。「試合が始まれば、何が起きてもおかしくない。監督のキャリアの中で、優勝候補のチームに勝ったこともある。それはサッカーでは起こり得ることで、明日もそうであることを祈っている」と、世界を驚かせる番狂わせに自信をのぞかせていた。

(取材・文 西山紘平)


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