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[AFC U-16選手権]U-16代表はアジア準V、PK戦でウズベキスタンに敗れる

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[10.6 AFC U-16選手権決勝 日本1-1(PK1-3)ウズベキスタン イラン]

 U-16日本代表、3大会ぶりのアジア制覇ならず――。U-16日本代表は6日、AFC U-16選手権イラン2012決勝でウズベキスタンと対戦。前半6分にMF水谷拓磨(清水ユース)のゴールで先制した日本だが、後半7分に追いつかれてしまう。1-1で90分間を終えた試合は大会規定により延長戦を行わず、PK戦へ突入。日本は1-3で敗れて準優勝に終わり、ウズベキスタンが同大会初優勝を果たした。

 すでに2013年にUAEで開催されるU-17W杯への出場権を獲得している日本。柿谷曜一朗や水沼宏太らを擁した2006年大会以来となるアジア王者をかけた一戦は前半6分に鮮やかな先制ゴールを奪う。

 中盤でインターセプトしたMF三好康児(川崎F U-18)がMF杉本太郎(帝京大可児高)へ縦パスを入れると、杉本は右足アウトサイドでのスルーパスを選択。このパスをPAで受けた水谷がコントロールから右足シュートをゴール左隅へ突き刺した。

 その後も主導権を握ったのは日本だった。中盤での絶妙なポジショニングから細かくボールをつなぎ、ウズベキスタンを振り回す。そして20分にはDFのマークを外した三好の鋭い左足シュートがゴールを捉え、25分にもカウンターから三好が左足シュートへ持ち込んだ。

 それまでのSBではなく、今大会初めてFWで起用された石田崚真(磐田U-18)が右サイドで鋭いドリブル突破を見せるなど、日本はウズベキスタンを押し込んでいた。ただ前半の半ばを過ぎると、試合の流れはウズベキスタンへ移る。日本はシュートまで持ち込むことができなくなり、逆にセットプレーからFWトラエフやMFシュクロフにシュートを放たれた。

 そして後半7分、左サイドからPAへボールを運ばれると、飛び出したGK長沢祐弥(藤枝東高)の目前でトラエフに右足で合わせられて同点に追いつかれてしまった。
 
 日本は直後の10分に右サイドを突破した石田の折り返しのこぼれ球を三好が決定的な右足シュート。28分にもオーバーラップした右SB佐々木渉(F東京U-18)が三好のラストパスに反応して決定的な右足シュートを放つ。そして30分には杉本の左足ミドルがクロスバーを叩いた。さらに後半ロスタイムには投入されたばかりのMF北川航也(清水ユース)が右サイドから仕掛けて放った右足シュートが再びクロスバーを叩く。

 勝ち越すチャンスをつくりながらも試合を決めきることができなかった日本は、1-1でもつれ込んだPK戦で1人目の杉本、3人目のFW杉森考起(名古屋U15)がウズベキスタンGKタリモフに止められてしまう。3人連続で決めたウズベキスタンに対し、日本は4人目の北川の右足シュートがゴール左へ外れて試合終了。歓喜を爆発するウズベキスタンの隣で日本イレブンは俯くしかなかった。

 96年以降生まれの選手たちによって結成された通称、96JAPANはアジアのファイナリストにはなったものの、目標の優勝を果たすことはできなかった。吉武博文監督は「ウズベキスタンの守りが堅かった。これが世界基準になると思う。堅い守りを崩せないと世界で通用しない。94(JAPAN)の時(11年U-17W杯)の世界ベスト8という結果があるので96ではそれ以上の成績を残したい」。

 また先制点の水谷は「できればもう一度ウズベキスタンと戦って借りを返したい」と誓い、主将のCB宮原和也(広島ユース)も「まずメンバーに選ばれて絶対にこの借りを返したい」と言い切った。96JAPANの目標は「世界で舞う」こと、そして「世界でファイナリストになる」こと。アジアでの借りを来年のU-17W杯で返して、世界で舞う。


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