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[選手権]2度のロスタイム弾!9年ぶり出場の佐賀商が初出場の日本航空とのシーソーゲームを制す!!

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[12.31 全国高校選手権1回戦 日本航空2-3佐賀商 江戸川]

 第91回全国高校サッカー選手権1回戦2日目が31日、各地で行われた。東京・江戸川区陸上競技場では、初出場の日本航空(山梨)と、9年ぶり13回目の出場となる佐賀商(佐賀)が激突した。前半3分に一瞬の隙をついてMF山口和樹(2年)のゴールで先制された佐賀商だったが、前半33分にFW江頭資雄斗がPKを決めて同点に追いつくと、前半ロスタイムにはFW山崎一帆(2年)のゴールで逆転に成功。後半30分にはMF深澤大樹(3年)のゴールで日本航空が試合を振り出しに戻すが、後半ロスタイム、DF松尾渉(3年)が値千金の勝ち越し弾を決め、佐賀商が3-2で初戦を突破した。

 初戦の重圧と、前日の雨でぬかるんだピッチに、試合開始から戸惑いの色を見せた佐賀商。対する日本航空は、いきなり攻勢をかける。深澤がPA内で相手DFを股抜きでかわし、中央にグラウンダーのパスを送ると、山口が右足で合わせ、前半3分に日本航空が先制点を奪う。

 その後も、日本航空がショートパスをつないで試合のペースを握る。ボールを奪われても、前線の選手が高い位置からプレスをかけ、佐賀商の攻撃の芽をつんでいった。それならばと、佐賀商はツートップめがけてDFラインからロングボールを入れるが、日本航空の守備陣にことごとくカットされてしまう。

 劣勢に立たされる佐賀商だが、前半32分、カウンターから江頭が右サイドを突破。PA内にドリブルで侵入し、切り返したところを日本航空DFが足を引っかけPKを獲得する。これを江頭が自ら沈め、佐賀商が1-1の同点に追いつく。

 同点とした佐賀商は、一転してペースをつかむと、前半ロスタイムには日本航空のクリアミスを山崎が押し込み逆転。佐賀商が1点リードして前半を折り返す。

 後半に入っても、佐賀商のペースで試合は進む。182センチの長身FW江口裕之(3年)にボールが集まり出し、江口のポストプレーから、山崎、江頭の快速2年生コンビをサイドに走らせ、日本航空ゴールに迫った。

 思うようにパスが回せない時間が続いていた日本航空は、後半14分にボランチのMF浅山広大(2年)に代えて、キャプテンのMF望月達也(3年)を投入する。3トップの左サイドに入った望月は、ドリブルで再三佐賀商右サイドを突破し、再び日本航空がリズムを取り戻す。すると、同30分には左サイドから望月があげたクロスに、深澤がダイレクトボレーで合わせ、日本航空が2-2の同点とした。

 ラスト10分、試合はノーガードの打ち合いに。後半37分には佐賀商の江口が、同38分には日本航空の望月が、それぞれ決定機を迎えるが、ともにシュートはクロスバーの上を越えてしまう。PK戦突入かと思われた同ロスタイム、佐賀商が得たセットプレーのこぼれ球はDF松尾渉(3年)の元に。右足から放たれたボレーシュートは、日本航空ゴールに吸い込まれ、試合終了間際に佐賀商が再びリードを奪うと、間もなく試合終了。佐賀商が3-2の乱打戦を制して、2回戦進出を決めた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)


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